
3月園だより 2023/2/29
コマブーム
先日、年中のYちゃんが事務室へやってきて「コマを持って帰ってもいい?」と聞きにきました。どうしてか尋ねるとお家で練習したいとのこと。
いいよ、明日忘れずにまた園に持ってきてね。と約束して貸しました。
先月号の園だよりの表紙にもありましたが、なかよしではまだコマブームが続いています。むしろ、どんどん盛り上がっているかも?2学期の後半に年長から始まり、年中、年少…へと広がっていきました。その様子を見ている乳児さんも真似っこする子がちらほら。大人にヒモを巻いてもらえば、乳児でも回せちゃうことがあるくらい、コツやタイミングさえ合えば意外と簡単に回ってしまうものです。
【巻く】【回す】【勝負】【大きさへの挑戦】【技を磨く】コマの面白さは色々あるけれど、第一関門の【巻く】を小さな子どもの手で習得するのは、少し時間がかかります。巻き方をよく見て、教えてもらって、何度も何度も失敗を重ねて、頭と指を使って巻いては投げるの繰り返し…やりたいことへ向かっている子どもの集中力はすごいです。
事務室から中広場に目をやる度に(あっ、コマ落としちゃった)(あーあ、うまく回らなかったね)(次こそは…!がんばれ!)と、黙々と挑戦する子ども達に心の中でエールを送るのでした。Yちゃんもそろそろ回せるようになったかな?
大きくなったね
今、乳児クラスは生活展の真っ只中です。年長以外の学年は、普段の園での生活を見てもらうため、保育参観形式で行いました。
年少のうさぎ組は『おばけ屋敷』、りす組さんは『おおかみごっこ』を披露しました。1年前は不安な顔で登園していた子どもたちも、今では園が安心できる場所になって、クラスのみんなと遊ぶ姿に成長を感じました。
年中は、みんなで作ったトトロの世界を、親子で猫バスにのって楽しみました。普段自分達が遊んでいる園におうちの人がきてくれることを朝から楽しみにしていました。のびのびと過ごしている姿や友達とやりとりする園での様子も垣間見えたのではないでしょうか。翌日には乳児を招待し、小さい子に優しく接したり、役割をもって案内をしている姿が、とても頼もしかったです。
そして年長さんは、おうちの人や全園児の前で、もり組『劇 ねんちょうのいちねん』かわ組は『かわぐみ☆ショータイム』の発表がありました。大きくなった姿をどうやって見せようかと考え、子ども達が作った年長生活展です。友達と協力して活動することに意欲を持ち、仲間と繋がる心地よさを感じている、そんな自信に満ち溢れた姿を見ることが出来ました。
お客さん役になっていただいたお父さんお母さん方も、ありがとうございました。あたたかい空気感やノリの良さに、子どもたちもせんせいたちも、楽しいひと時となりました。
生活展に限らずですが…行事の時は日常と違う雰囲気だからこそ、パパママから離れられない子もいます。それも今のその子の姿です。雰囲気を感じたり、やってみたいのにうまくいかない葛藤は成長の過程です。3学期が成長の終わりではなく、もっと大きくなるための通過点。また次年度は違う姿が見られるかもしれませんね。
さて、年長はいよいよ卒園間近となってきました。年中さんへの動物当番の引き継ぎも終わり、あとは明日のお別れ会や在園児とのお別れ会、苗場保育園とのドッヂボール大会を残すのみです。毎年年長を送り出すのは、寂しい気持ちでいっぱいです…残り少ない園生活を思う存分!楽しんで欲しいと思います。
園長一年生の新体制での年度となりましたが、園運営に役員の方はじめ保護者の皆さまには数々のご協力をいただき、本当にありがとうございました。
今年はなかよし創立60周年となります。進級組も、卒園組もOBとして、引き続き園を盛り立てていただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。
令和6年3月
園長 小宮知子
先日、年中のYちゃんが事務室へやってきて「コマを持って帰ってもいい?」と聞きにきました。どうしてか尋ねるとお家で練習したいとのこと。
いいよ、明日忘れずにまた園に持ってきてね。と約束して貸しました。
先月号の園だよりの表紙にもありましたが、なかよしではまだコマブームが続いています。むしろ、どんどん盛り上がっているかも?2学期の後半に年長から始まり、年中、年少…へと広がっていきました。その様子を見ている乳児さんも真似っこする子がちらほら。大人にヒモを巻いてもらえば、乳児でも回せちゃうことがあるくらい、コツやタイミングさえ合えば意外と簡単に回ってしまうものです。
【巻く】【回す】【勝負】【大きさへの挑戦】【技を磨く】コマの面白さは色々あるけれど、第一関門の【巻く】を小さな子どもの手で習得するのは、少し時間がかかります。巻き方をよく見て、教えてもらって、何度も何度も失敗を重ねて、頭と指を使って巻いては投げるの繰り返し…やりたいことへ向かっている子どもの集中力はすごいです。
事務室から中広場に目をやる度に(あっ、コマ落としちゃった)(あーあ、うまく回らなかったね)(次こそは…!がんばれ!)と、黙々と挑戦する子ども達に心の中でエールを送るのでした。Yちゃんもそろそろ回せるようになったかな?
大きくなったね
今、乳児クラスは生活展の真っ只中です。年長以外の学年は、普段の園での生活を見てもらうため、保育参観形式で行いました。
年少のうさぎ組は『おばけ屋敷』、りす組さんは『おおかみごっこ』を披露しました。1年前は不安な顔で登園していた子どもたちも、今では園が安心できる場所になって、クラスのみんなと遊ぶ姿に成長を感じました。
年中は、みんなで作ったトトロの世界を、親子で猫バスにのって楽しみました。普段自分達が遊んでいる園におうちの人がきてくれることを朝から楽しみにしていました。のびのびと過ごしている姿や友達とやりとりする園での様子も垣間見えたのではないでしょうか。翌日には乳児を招待し、小さい子に優しく接したり、役割をもって案内をしている姿が、とても頼もしかったです。
そして年長さんは、おうちの人や全園児の前で、もり組『劇 ねんちょうのいちねん』かわ組は『かわぐみ☆ショータイム』の発表がありました。大きくなった姿をどうやって見せようかと考え、子ども達が作った年長生活展です。友達と協力して活動することに意欲を持ち、仲間と繋がる心地よさを感じている、そんな自信に満ち溢れた姿を見ることが出来ました。
お客さん役になっていただいたお父さんお母さん方も、ありがとうございました。あたたかい空気感やノリの良さに、子どもたちもせんせいたちも、楽しいひと時となりました。
生活展に限らずですが…行事の時は日常と違う雰囲気だからこそ、パパママから離れられない子もいます。それも今のその子の姿です。雰囲気を感じたり、やってみたいのにうまくいかない葛藤は成長の過程です。3学期が成長の終わりではなく、もっと大きくなるための通過点。また次年度は違う姿が見られるかもしれませんね。
さて、年長はいよいよ卒園間近となってきました。年中さんへの動物当番の引き継ぎも終わり、あとは明日のお別れ会や在園児とのお別れ会、苗場保育園とのドッヂボール大会を残すのみです。毎年年長を送り出すのは、寂しい気持ちでいっぱいです…残り少ない園生活を思う存分!楽しんで欲しいと思います。
園長一年生の新体制での年度となりましたが、園運営に役員の方はじめ保護者の皆さまには数々のご協力をいただき、本当にありがとうございました。
今年はなかよし創立60周年となります。進級組も、卒園組もOBとして、引き続き園を盛り立てていただけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。
令和6年3月
園長 小宮知子

2月園だより 2023/1/31
みんな成長しましたね
お久しぶりのごんべぇの園だよりです。
皆さんご存じの通り・・・現在、新園長の補佐ということで週3日、短時間で出勤しています。でも小宮園長、ほとんど補佐の必要もなく・・・なので、主にバスの運転、園庭や中広場で子どもたちの見守りをしている時間が多いです。
何だか暇そう・・・そう思われる方もいると思いますが
『さんりんしゃだして』『おおなわまわして』『(走って暑くなったから脱いだ服)もってて』『こままわしやろう』etc・・・立っているだけで子どもたちから声がかかりいろいろと使われてけっこう忙しいです。(笑)
顔を合わせる機会があまりなかった乳児クラスの子どもたちにも、最近では顔なじみとなり、笑顔で手を振ったり、抱っこさせてくれる様になりました。(なかにはまだ顔を見て泣く子もいますが・・・)
3学期もこの時期になると毎年思います・・・
『どの学年の子どもたちも、みんなちゃんと成長してるね~大きくなったね~』
インクルーシブ保育
先日、そんな子どもたちの成長の記録を発表する機会がありました。
横浜市の幼稚園協会の研修の中に特別研修班(特研)という研修会があり、今年はピッピ(山田先生)が参加していました。
分科会のテーマは『インクルーシブな視点から保育を見直してみませんか?』です。
インクルーシブとは・・・『排除しない・排除されない』という意味だそうです。
近年、いろいろな個性を持った子が増えて、以前のようなクラスや学年での活動がなかなか進められない・・・クラス活動をする中で輪の中に入らない、抜けていく子とどう関わっていったらいいのか・・・いろんな園の現場からそんな悩みを聞くことがとても多いです。
そんな現場の悩みにこたえる形での特研のテーマ『インクルーシブな視点からの保育の見直し』だったのでしょう。
ピッピ(山田先生)からは・・・お休み調べの集まりにどうしても部屋に入りたくない子に対して、みんなで話し合ってその子がいる所にクラスのみんなが集まってお休み調べをしたり・・・
クラスみんなで大事に育てたスイカの苗を折ってしまった子がいて・・・でもその子は『あやまらない』、まわりの子は『あやまってほしい』・・・ミーティングという話し合いの中での子どもたち同士のやり取り、気持ちの変化など・・・丁寧に聞きとり、話し合い、一緒に解決方法をあれこれ考えて行動・・・そんな子どもたちの様子が報告されました。(詳しくは年長のクラスだよりを読んで下さい)
みんなの輪の中にどう入れようかではなく・・・輪そのものを広げて、あるいは輪を移動して仲間に入れていく・・・まさにインクルーシブな保育です。
もっと時間をとって聞いてほしい内容でしたが、時間が足りませんでした。
でも、子どもたちと一緒に保育者も育っている・・・そんな実感があってうれしかったです。
一緒に出席していた川島理事長が『インクルーシブ保育かぁ・・・いいね。でも、まだインクルーシブという言葉はなかったけど、これ昔からなかよしにあったことだよね。』とポツリ・・・
そう言えばそうだったな・・・私も川島先生も現場にいた頃は、お昼のお弁当になっても遊びが切れない子に対して、『じゃあ、みんなと先に食べてるからね~お腹すいたら戻ってきてたべなよ~』と子どもに食事タイムを任せたり、呼んでも部屋に入らない子のいると外へ出てゴザを敷いてお休みしらべをしたり、絵を描いたり・・・活動は保育室だけでなく園庭から通信隊・・・子どもと一緒ならどこでも保育です。
当時は自由すぎるとか、放任しているとか、生活習慣が身につかないのではとか・・・いろいろと批判も受けました。
でも、子どもの気持ちを聞き、みんなで話し合い・・保育者も子どもと一緒に生活している仲間みたいな感覚がありました。
20数年前に、今ではお馴染みのアドラー心理学勇気づけと出会ったときも・・・
自己肯定感はひとりでは育たない・・・気持ちを大切にされ、どう扱われているか・・・で決まっていく・・・そうか!なかよしで育った子どもたちが、何だか自信満々な理由はこれだなと思いました。
時代がようやくなかよしの保育に追いついてきたと言うべきなのかな・・・?!
寝てる子は起こして伝えよう!
時代と言えば・・・乳幼児に対する性教育も、なかよしでは2018年の『乳幼児の性教育サークル』設立に参加から始まって7年目を迎えます。
「早期の性教育は寝る子を起こし、性的な活動を活発化させる」という批判もあり、そもそも性教育というものを誰も学んでいないし・・・『せいきょういく』と言うだけで、まわりに何だか身構えられる気もしました。
でも、保育の中で性教育を意識して7年目を迎える最近では、子どもたちは2才くらいから自分のカラダに興味や関心を持ち、意識している・・・そんな報告が保育現場から上がっています。
性教育の大切さはここ数年、世の中に広まって、以前に比べるとその必要性を否定する人は少なくなり・・・泉区の幼稚園の研修会で性教育が取り上げられたり、一昨年前からは泉区、戸塚区の保育園、施設の園長、職員が参加しての『乳幼児の性教育を語る会』も開かれて各園からの実践報告も聞かれるようにもなりました。
性教育ってプライベートゾーンばかりに話に行きがちですが・・・もっと深い所・・・生き方とか価値観とかに・・・つながっているんだな・・・と最近思います。
『寝てる子はもう起きている・・・まだ寝ている子は起こして科学的な事実、正しいことをちゃんと大人が伝えよう』が、参加している人たちから出た意見感想です。
おうち性教育はじめます。
2月に開かれるPTA主催の講演会はそんな性教育をテーマにした本『おうち性教育はじめます』の著者、村瀬幸浩さんをお招きしました。
この本は20万部突破のベストセラーになりました。見たことがある、読んだことがある方もいると思います。
世間でまだまだ性教育が受け入れられない時代から、『性教育は生きることと繋がっている、人が生きていくうえで必要な学びである』と、大学の講師をされ、退任後は講演会活動を活発にされていた村瀬さんです。
当日は職員研修会として職員も参加する予定です。近隣の保育園、施設職員も参加するかもしれません。保護者の皆さんにもぜひ聞いてもらいたいお話です。
性教育も、勇気づけも、インクルーシブもみんな根っこで繋がっている・・・そんなふうに思える今日この頃です。
2024 2.1
なかよしこども園 菅野ごんべぇ
お久しぶりのごんべぇの園だよりです。
皆さんご存じの通り・・・現在、新園長の補佐ということで週3日、短時間で出勤しています。でも小宮園長、ほとんど補佐の必要もなく・・・なので、主にバスの運転、園庭や中広場で子どもたちの見守りをしている時間が多いです。
何だか暇そう・・・そう思われる方もいると思いますが
『さんりんしゃだして』『おおなわまわして』『(走って暑くなったから脱いだ服)もってて』『こままわしやろう』etc・・・立っているだけで子どもたちから声がかかりいろいろと使われてけっこう忙しいです。(笑)
顔を合わせる機会があまりなかった乳児クラスの子どもたちにも、最近では顔なじみとなり、笑顔で手を振ったり、抱っこさせてくれる様になりました。(なかにはまだ顔を見て泣く子もいますが・・・)
3学期もこの時期になると毎年思います・・・
『どの学年の子どもたちも、みんなちゃんと成長してるね~大きくなったね~』
インクルーシブ保育
先日、そんな子どもたちの成長の記録を発表する機会がありました。
横浜市の幼稚園協会の研修の中に特別研修班(特研)という研修会があり、今年はピッピ(山田先生)が参加していました。
分科会のテーマは『インクルーシブな視点から保育を見直してみませんか?』です。
インクルーシブとは・・・『排除しない・排除されない』という意味だそうです。
近年、いろいろな個性を持った子が増えて、以前のようなクラスや学年での活動がなかなか進められない・・・クラス活動をする中で輪の中に入らない、抜けていく子とどう関わっていったらいいのか・・・いろんな園の現場からそんな悩みを聞くことがとても多いです。
そんな現場の悩みにこたえる形での特研のテーマ『インクルーシブな視点からの保育の見直し』だったのでしょう。
ピッピ(山田先生)からは・・・お休み調べの集まりにどうしても部屋に入りたくない子に対して、みんなで話し合ってその子がいる所にクラスのみんなが集まってお休み調べをしたり・・・
クラスみんなで大事に育てたスイカの苗を折ってしまった子がいて・・・でもその子は『あやまらない』、まわりの子は『あやまってほしい』・・・ミーティングという話し合いの中での子どもたち同士のやり取り、気持ちの変化など・・・丁寧に聞きとり、話し合い、一緒に解決方法をあれこれ考えて行動・・・そんな子どもたちの様子が報告されました。(詳しくは年長のクラスだよりを読んで下さい)
みんなの輪の中にどう入れようかではなく・・・輪そのものを広げて、あるいは輪を移動して仲間に入れていく・・・まさにインクルーシブな保育です。
もっと時間をとって聞いてほしい内容でしたが、時間が足りませんでした。
でも、子どもたちと一緒に保育者も育っている・・・そんな実感があってうれしかったです。
一緒に出席していた川島理事長が『インクルーシブ保育かぁ・・・いいね。でも、まだインクルーシブという言葉はなかったけど、これ昔からなかよしにあったことだよね。』とポツリ・・・
そう言えばそうだったな・・・私も川島先生も現場にいた頃は、お昼のお弁当になっても遊びが切れない子に対して、『じゃあ、みんなと先に食べてるからね~お腹すいたら戻ってきてたべなよ~』と子どもに食事タイムを任せたり、呼んでも部屋に入らない子のいると外へ出てゴザを敷いてお休みしらべをしたり、絵を描いたり・・・活動は保育室だけでなく園庭から通信隊・・・子どもと一緒ならどこでも保育です。
当時は自由すぎるとか、放任しているとか、生活習慣が身につかないのではとか・・・いろいろと批判も受けました。
でも、子どもの気持ちを聞き、みんなで話し合い・・保育者も子どもと一緒に生活している仲間みたいな感覚がありました。
20数年前に、今ではお馴染みのアドラー心理学勇気づけと出会ったときも・・・
自己肯定感はひとりでは育たない・・・気持ちを大切にされ、どう扱われているか・・・で決まっていく・・・そうか!なかよしで育った子どもたちが、何だか自信満々な理由はこれだなと思いました。
時代がようやくなかよしの保育に追いついてきたと言うべきなのかな・・・?!
寝てる子は起こして伝えよう!
時代と言えば・・・乳幼児に対する性教育も、なかよしでは2018年の『乳幼児の性教育サークル』設立に参加から始まって7年目を迎えます。
「早期の性教育は寝る子を起こし、性的な活動を活発化させる」という批判もあり、そもそも性教育というものを誰も学んでいないし・・・『せいきょういく』と言うだけで、まわりに何だか身構えられる気もしました。
でも、保育の中で性教育を意識して7年目を迎える最近では、子どもたちは2才くらいから自分のカラダに興味や関心を持ち、意識している・・・そんな報告が保育現場から上がっています。
性教育の大切さはここ数年、世の中に広まって、以前に比べるとその必要性を否定する人は少なくなり・・・泉区の幼稚園の研修会で性教育が取り上げられたり、一昨年前からは泉区、戸塚区の保育園、施設の園長、職員が参加しての『乳幼児の性教育を語る会』も開かれて各園からの実践報告も聞かれるようにもなりました。
性教育ってプライベートゾーンばかりに話に行きがちですが・・・もっと深い所・・・生き方とか価値観とかに・・・つながっているんだな・・・と最近思います。
『寝てる子はもう起きている・・・まだ寝ている子は起こして科学的な事実、正しいことをちゃんと大人が伝えよう』が、参加している人たちから出た意見感想です。
おうち性教育はじめます。
2月に開かれるPTA主催の講演会はそんな性教育をテーマにした本『おうち性教育はじめます』の著者、村瀬幸浩さんをお招きしました。
この本は20万部突破のベストセラーになりました。見たことがある、読んだことがある方もいると思います。
世間でまだまだ性教育が受け入れられない時代から、『性教育は生きることと繋がっている、人が生きていくうえで必要な学びである』と、大学の講師をされ、退任後は講演会活動を活発にされていた村瀬さんです。
当日は職員研修会として職員も参加する予定です。近隣の保育園、施設職員も参加するかもしれません。保護者の皆さんにもぜひ聞いてもらいたいお話です。
性教育も、勇気づけも、インクルーシブもみんな根っこで繋がっている・・・そんなふうに思える今日この頃です。
2024 2.1
なかよしこども園 菅野ごんべぇ

1月園だより 2023/1/9
新年あけましておめでとうございます。
昨年中、皆様には園運営のご理解・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。今年も職員一同、子ども達が楽しく充実した園生活を送られるよう、力を合わせて頑張っていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんのお正月はいかがでしたか。ご家族で出かけたり、親戚の方が集まる機会もあったかもしれません。年明け、職員同士や保護者の方と新年の挨拶をしている時に、どんぐり組の子が大人と一緒に頭をペコリと下げていたそうです。“アケマシテオメデトウ”と言っているかのようですね。子どもたちにとってお正月は、大好きなおじいちゃん・おばあちゃんに会ってお年玉をいただいたり、久しぶりに親戚やいとこたちと過ごしたり、一年に一度の特別な挨拶をして、日常とは少し違った出来事に出合う機会だったのではないでしょうか。このような四季折々の生活での経験は子どもの心を豊かにし、大人になっても温かい思い出として心に残っていくことでしょう。
さて、本日は3学期の始業式が中広場で行われました。今年はりす組の深瀬かんたくんのお父さんが獅子舞を披露してくれました。以前、人形劇に携わっておられ、培ってこられた伝統芸能を、ぜひなかよしで披露したいとの申し出があり、快諾させていただきました。
獅子舞はお正月やお祭りなど縁起の良い日に舞われることが多く、幸せを招くものだと考えられています。昔は家の周りや神社の境内で獅子が練り歩き、大人たちに押し出された子どもたちが、大泣きしながら頭を噛まれるといった光景がよくありました。私も幼い時、泣きながら頭を噛まれた記憶が鮮明に残っています。
深瀬さんからも子どもたちに「獅子がみんなの頭を噛んで悪い虫を食べてくれて、この一年、元気に怪我や病気が無く過ごせるように」という意味がある事をお話してくれました。なかよしの子どもたちは頭を噛まれ、幸先の良い新年のスタートを切ることができました。
3学期はどの学年も集大成の時期です。友達や先生との繋がりも深まり、友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら力を発揮し、自己を充実させていく時期でもあります。担任たちも、この三学期を楽しみにしてきた~というくらい、毎日が楽しくてあっという間に過ぎていきます。年長さんにとっては卒園までのカウントダウンが始まってしまいますね。休み明けは生活リズムが狂っていたり、行き渋りもあるかもしれませんが、園生活を思い出して、たくさん「楽しい!」を感じられる3学期になるよう願っています。
最後に…
北陸では元日から大変な状況に見舞われ、当たり前の正月の光景が一瞬にして奪われてしまいました。家も町も無くなり、家族を失い、悲しみに暮れながら避難生活を余儀なくされている方も多数いることと思います。一日も早く状況が落ちつき、安心して暮らせる日々に戻れるよう願わずにはいられません。
被害に合われた方々に心からお見舞い申し上げます。
2024年が皆様にとって、笑顔と希望に溢れる一年となりますように。
令和6年1月
園長 小宮知子
昨年中、皆様には園運営のご理解・ご協力をいただき、誠にありがとうございました。今年も職員一同、子ども達が楽しく充実した園生活を送られるよう、力を合わせて頑張っていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんのお正月はいかがでしたか。ご家族で出かけたり、親戚の方が集まる機会もあったかもしれません。年明け、職員同士や保護者の方と新年の挨拶をしている時に、どんぐり組の子が大人と一緒に頭をペコリと下げていたそうです。“アケマシテオメデトウ”と言っているかのようですね。子どもたちにとってお正月は、大好きなおじいちゃん・おばあちゃんに会ってお年玉をいただいたり、久しぶりに親戚やいとこたちと過ごしたり、一年に一度の特別な挨拶をして、日常とは少し違った出来事に出合う機会だったのではないでしょうか。このような四季折々の生活での経験は子どもの心を豊かにし、大人になっても温かい思い出として心に残っていくことでしょう。
さて、本日は3学期の始業式が中広場で行われました。今年はりす組の深瀬かんたくんのお父さんが獅子舞を披露してくれました。以前、人形劇に携わっておられ、培ってこられた伝統芸能を、ぜひなかよしで披露したいとの申し出があり、快諾させていただきました。
獅子舞はお正月やお祭りなど縁起の良い日に舞われることが多く、幸せを招くものだと考えられています。昔は家の周りや神社の境内で獅子が練り歩き、大人たちに押し出された子どもたちが、大泣きしながら頭を噛まれるといった光景がよくありました。私も幼い時、泣きながら頭を噛まれた記憶が鮮明に残っています。
深瀬さんからも子どもたちに「獅子がみんなの頭を噛んで悪い虫を食べてくれて、この一年、元気に怪我や病気が無く過ごせるように」という意味がある事をお話してくれました。なかよしの子どもたちは頭を噛まれ、幸先の良い新年のスタートを切ることができました。
3学期はどの学年も集大成の時期です。友達や先生との繋がりも深まり、友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら力を発揮し、自己を充実させていく時期でもあります。担任たちも、この三学期を楽しみにしてきた~というくらい、毎日が楽しくてあっという間に過ぎていきます。年長さんにとっては卒園までのカウントダウンが始まってしまいますね。休み明けは生活リズムが狂っていたり、行き渋りもあるかもしれませんが、園生活を思い出して、たくさん「楽しい!」を感じられる3学期になるよう願っています。
最後に…
北陸では元日から大変な状況に見舞われ、当たり前の正月の光景が一瞬にして奪われてしまいました。家も町も無くなり、家族を失い、悲しみに暮れながら避難生活を余儀なくされている方も多数いることと思います。一日も早く状況が落ちつき、安心して暮らせる日々に戻れるよう願わずにはいられません。
被害に合われた方々に心からお見舞い申し上げます。
2024年が皆様にとって、笑顔と希望に溢れる一年となりますように。
令和6年1月
園長 小宮知子

12月園だより 2023/11/30
通信隊のイチョウの木が鮮やかな黄色に色付いている一方で、裸木になった桜の木や枯れていく原っぱの景色に、いよいよ冬の到来を感じます。連日寒暖差が激しいせいか体調を崩す人も多いようですが、子どもたちはまだまだ寒さに身を縮めることもなく、泥団子を作ったり、園庭や通信隊で元気に体を動かして遊んでいます。運動会、バザー、なかよし祭り…と秋のイベントが終わった園内は、大人も子どももホッと一息、穏やかな日常が戻っています。
~ニコニコ会との交流~
以前、下和泉地区の老人会の代表の方から、ぜひ園や子ども達と交流を持ちたいと、願ってもないお話をいただきました。園としても、リーダーたちの中では、なかよしが地域の人たちの居場所になって多世代交流が出来たらいいよね…と話していたので、ありがたい申し出でした。そのお話をいただいたのはまだ夏前のこと、暑さが落ち着いたら始めましょう…と先延ばしになっていましたが、先日、はじめて園に来てくれました。 1回目は乳児クラスの芋掘りの付き添いに、そして今週は園庭に遊びにきてくれました。参加してくれたのは5名の方々。どんぐり組の子たちは人見知りをして泣き出す子もいましたが、抱っこをしてもらったり、幼児クラスの子たちも気になって近くに集まる子もいました。
「ここ(下和泉)に来てもうすぐ60年になるなぁ。あの桜の木も古いよね」
「昔は(旧)園舎の2階で自治会をやったこともあったね」
「裏(乳児棟)はむかし林だったのよねぇ」
園庭での立ち話、なかよしを取り囲む地域の歴史を語っていただき、80歳をとうに越えた方々との交流は、私にとっても新鮮なひとときでした。
たまたまその日は誕生会があったため、残っていた3名のおばあちゃん方にも参加していただきました。
子どもたちにも交流日がわかりやすいように【ニコニコ会】と名付けました。小さい子どもたちを見て、まさにニコニコ笑顔で可愛がってくれる、おじいちゃんおばあちゃん方です。
今後も月1~2回火曜日に園に来ていただき、乳児クラス中心にお散歩の付き添いや見守りなどをして貰う予定です。ただおしゃべりをしに園に来ていただくだけでも良いと思っています。コロナ禍では人との繋がりが遮断され、親戚で集まったり、ご近所さんに声をかけてもらったり…いろんな人との関りの中で社会性を育むことが難しくなっていました。年代や国籍や性別にとらわれることなく、いろんな人が当たりまえにいる環境の中で育っていく事は、たとえ直接的な関わりがなくても、他者への理解や人との繋がりの土台を気付くことにも繋がっていくのだと思います。ニコニコ会での今後の交流が楽しみです。
~第2園庭の改良工事をします~
行事の際に駐車場として使われている第2園庭ですが、これまでもどう活用しようかと職員でも話し合ってきました。とりあえず今のコンクリートが敷かれたままの状態では、行事も何も出来ない…ということでコンクリートを全てはがしてU字溝も撤去し、平らに整備することにしました。工期は12/11~2月中旬までの予定です。いずれはプレハブ等で授乳室やトイレを作り、電気を通したら行事もできるかな?来年度には活用できるよう計画していきたいと思います。
さて、今年も残すところあと1ヶ月になりました。子どもたちにとっては楽しいクリスマスシーズンの到来です。なかよしでは毎年この時期にもちつきをしていますが、今年は久しぶりに、ついたお餅を食べる予定です。年長はお昼ごはんとして、多学年は味見に一口頬張る程度ですが、つきたてのお餅の美味しさをぜひ味わってほしいと思います。 何かと気忙しくなる時期ですが、引き続き感染症に気を付けながら、元気に年末年始を迎えられますように~!
令和5年11月30日
園長 小宮知子
~ニコニコ会との交流~
以前、下和泉地区の老人会の代表の方から、ぜひ園や子ども達と交流を持ちたいと、願ってもないお話をいただきました。園としても、リーダーたちの中では、なかよしが地域の人たちの居場所になって多世代交流が出来たらいいよね…と話していたので、ありがたい申し出でした。そのお話をいただいたのはまだ夏前のこと、暑さが落ち着いたら始めましょう…と先延ばしになっていましたが、先日、はじめて園に来てくれました。 1回目は乳児クラスの芋掘りの付き添いに、そして今週は園庭に遊びにきてくれました。参加してくれたのは5名の方々。どんぐり組の子たちは人見知りをして泣き出す子もいましたが、抱っこをしてもらったり、幼児クラスの子たちも気になって近くに集まる子もいました。
「ここ(下和泉)に来てもうすぐ60年になるなぁ。あの桜の木も古いよね」
「昔は(旧)園舎の2階で自治会をやったこともあったね」
「裏(乳児棟)はむかし林だったのよねぇ」
園庭での立ち話、なかよしを取り囲む地域の歴史を語っていただき、80歳をとうに越えた方々との交流は、私にとっても新鮮なひとときでした。
たまたまその日は誕生会があったため、残っていた3名のおばあちゃん方にも参加していただきました。
子どもたちにも交流日がわかりやすいように【ニコニコ会】と名付けました。小さい子どもたちを見て、まさにニコニコ笑顔で可愛がってくれる、おじいちゃんおばあちゃん方です。
今後も月1~2回火曜日に園に来ていただき、乳児クラス中心にお散歩の付き添いや見守りなどをして貰う予定です。ただおしゃべりをしに園に来ていただくだけでも良いと思っています。コロナ禍では人との繋がりが遮断され、親戚で集まったり、ご近所さんに声をかけてもらったり…いろんな人との関りの中で社会性を育むことが難しくなっていました。年代や国籍や性別にとらわれることなく、いろんな人が当たりまえにいる環境の中で育っていく事は、たとえ直接的な関わりがなくても、他者への理解や人との繋がりの土台を気付くことにも繋がっていくのだと思います。ニコニコ会での今後の交流が楽しみです。
~第2園庭の改良工事をします~
行事の際に駐車場として使われている第2園庭ですが、これまでもどう活用しようかと職員でも話し合ってきました。とりあえず今のコンクリートが敷かれたままの状態では、行事も何も出来ない…ということでコンクリートを全てはがしてU字溝も撤去し、平らに整備することにしました。工期は12/11~2月中旬までの予定です。いずれはプレハブ等で授乳室やトイレを作り、電気を通したら行事もできるかな?来年度には活用できるよう計画していきたいと思います。
さて、今年も残すところあと1ヶ月になりました。子どもたちにとっては楽しいクリスマスシーズンの到来です。なかよしでは毎年この時期にもちつきをしていますが、今年は久しぶりに、ついたお餅を食べる予定です。年長はお昼ごはんとして、多学年は味見に一口頬張る程度ですが、つきたてのお餅の美味しさをぜひ味わってほしいと思います。 何かと気忙しくなる時期ですが、引き続き感染症に気を付けながら、元気に年末年始を迎えられますように~!
令和5年11月30日
園長 小宮知子

11月園だより 2023/10/31
連日の秋晴れのおかげで、どの学年も戸外でたっぷり体を動かして遊んでいます。もう11月になるというのに、半袖姿の子もいるくらい日中は気温が高い日が続いていますね。温暖化の影響で日本の四季はどうなってしまうのかと心配にもなりますが、朝夕の冷え込みや、木々が赤や黄色に色付き葉を落としているのを見ると、ちゃんと季節は進んでいるのだなぁとホッとします。
さて、運動会を終えたばかりの10月11日のこと。園では【あと運動会】が行われました。運動会をもう一度再現して、学年の垣根を越えて好きな種目を楽しんじゃおう♪という日です。運動会当日のような緊張感もないので、やりたいと思っていた種目を好きなだけ試したり、全種目に参加する子もいれば、応援に徹する子もいます。この日も見学者の対応をしていた私は、ほとんど見ることが出来ませんでしたが、あとから年少の男の子が「リレー、(ぼく)早かったよ!」と自分が走ったことを嬉しそうにお話してくれました。行事を経験したからこそ“おもしろそう”“やってみたい!”といろんな気持ちを感じ、その経験が次に繋がっていくんですね。前号でも“プロセスが大事”と伝えていましたが、行事当日も大切なプロセスの通過点なのだと感じています。
~本気であそぶ大人たち~
【あと運動会】では、子どもⅤS大人の勝負が恒例になっています。今年はリレーとつなひきで勝負をしました。結果は・・・どちらも大人の勝ち!やるとなったら大人も本気でぶつかります。大人の本気を感じるからこそ、子どもたちも楽しいし、もっと本気になって遊ぶのだなぁと。そんなことを思っていた矢先、10月の誕生会でコーラスサークルお母さん方が全力で子どもたちを(先生たちも)楽しませに来てくれました。私はちょうど園見学者の対応をしていたので途中から中広場へ入ったのですが、その瞬間タイミングよくマツケンサンバが流れ、そこへカラフルな和装を身にまとった面々がノリノリで登場してきたのでした!
職員たちは大ウケです。子どもたちは・・・?と反応を見ると、はじめはポカーン、でも曲が進むにつれ一緒に身体を揺らしたり手拍子をしてノリノリな様子。マツケンサンバ!オレ!なんて掛け声をかけちゃう子もいたりして、大盛り上がりのショータイムでした。(アンコール!の掛け声にもこたえて2回も披露してくれました)
誕生会を終えたあと、余韻を楽しもうとした千葉ちゃんが中広場にマツケンサンバを流しました。すると部屋に戻ろうとした子どもたちもまた集まってきて、一瞬で中広場がダンス会場になったかのようにみんなが踊り出したのでした。そんな様子を2階のⅭルームから見ていたサークルのお母さんたちも降りてきて、一緒に踊りの輪に加わってくれました。
大人も子どもも楽しくなって思わず笑顔で踊り出しちゃう。そんな楽しい渦をお母さん方が作ってくれたことが嬉しかったです。コーラスサークルのみなさん、ありがとうございました。
~盛りだくさんな11月!~
いよいよ、なかよしバザーの開催まで残り数日となりました。バザーと言えば、昔は園周辺のお家にビラを配り、宣伝カーも走らせ、近隣の方たちがリサイクルコーナーやつきたてのおもちを買いに列を作る、そんな大賑わいのバザーでした。コロナ禍でいったん縮小はしたものの、完全に消えることはなく歴代の役員さんたちの思いでつながれてきました。そして昨年、さらに今年と、少しずつ以前のバザーに戻そうと、力を合わせ準備してくれています。PTAのみなさんで作り出す楽しい時間が、子ども達にとってさらに園生活を豊かなものにしてくれることでしょう。あとは晴れることを祈るばかりですね。(行事の度に天気の心配ばかりしていますが…)当日はよろしくお願いします!
さらに11月はバザーに続き、なかよし祭りがあります。ここでも保護者有志のみなさんによるソーランや太鼓サークルの披露など、お母さん方の力を感じられそうです。子どもたちは今日、中広場に集まり「なかよしまつりをやるよ!」と先生から話を聞き、年長さんが太鼓や踊りを披露してくれました。私たち大人も子どもたちと一緒に秋ならではの行事をたのしみ、盛り上げていきましょう!
令和5年10月31日
園長 小宮知子
さて、運動会を終えたばかりの10月11日のこと。園では【あと運動会】が行われました。運動会をもう一度再現して、学年の垣根を越えて好きな種目を楽しんじゃおう♪という日です。運動会当日のような緊張感もないので、やりたいと思っていた種目を好きなだけ試したり、全種目に参加する子もいれば、応援に徹する子もいます。この日も見学者の対応をしていた私は、ほとんど見ることが出来ませんでしたが、あとから年少の男の子が「リレー、(ぼく)早かったよ!」と自分が走ったことを嬉しそうにお話してくれました。行事を経験したからこそ“おもしろそう”“やってみたい!”といろんな気持ちを感じ、その経験が次に繋がっていくんですね。前号でも“プロセスが大事”と伝えていましたが、行事当日も大切なプロセスの通過点なのだと感じています。
~本気であそぶ大人たち~
【あと運動会】では、子どもⅤS大人の勝負が恒例になっています。今年はリレーとつなひきで勝負をしました。結果は・・・どちらも大人の勝ち!やるとなったら大人も本気でぶつかります。大人の本気を感じるからこそ、子どもたちも楽しいし、もっと本気になって遊ぶのだなぁと。そんなことを思っていた矢先、10月の誕生会でコーラスサークルお母さん方が全力で子どもたちを(先生たちも)楽しませに来てくれました。私はちょうど園見学者の対応をしていたので途中から中広場へ入ったのですが、その瞬間タイミングよくマツケンサンバが流れ、そこへカラフルな和装を身にまとった面々がノリノリで登場してきたのでした!
職員たちは大ウケです。子どもたちは・・・?と反応を見ると、はじめはポカーン、でも曲が進むにつれ一緒に身体を揺らしたり手拍子をしてノリノリな様子。マツケンサンバ!オレ!なんて掛け声をかけちゃう子もいたりして、大盛り上がりのショータイムでした。(アンコール!の掛け声にもこたえて2回も披露してくれました)
誕生会を終えたあと、余韻を楽しもうとした千葉ちゃんが中広場にマツケンサンバを流しました。すると部屋に戻ろうとした子どもたちもまた集まってきて、一瞬で中広場がダンス会場になったかのようにみんなが踊り出したのでした。そんな様子を2階のⅭルームから見ていたサークルのお母さんたちも降りてきて、一緒に踊りの輪に加わってくれました。
大人も子どもも楽しくなって思わず笑顔で踊り出しちゃう。そんな楽しい渦をお母さん方が作ってくれたことが嬉しかったです。コーラスサークルのみなさん、ありがとうございました。
~盛りだくさんな11月!~
いよいよ、なかよしバザーの開催まで残り数日となりました。バザーと言えば、昔は園周辺のお家にビラを配り、宣伝カーも走らせ、近隣の方たちがリサイクルコーナーやつきたてのおもちを買いに列を作る、そんな大賑わいのバザーでした。コロナ禍でいったん縮小はしたものの、完全に消えることはなく歴代の役員さんたちの思いでつながれてきました。そして昨年、さらに今年と、少しずつ以前のバザーに戻そうと、力を合わせ準備してくれています。PTAのみなさんで作り出す楽しい時間が、子ども達にとってさらに園生活を豊かなものにしてくれることでしょう。あとは晴れることを祈るばかりですね。(行事の度に天気の心配ばかりしていますが…)当日はよろしくお願いします!
さらに11月はバザーに続き、なかよし祭りがあります。ここでも保護者有志のみなさんによるソーランや太鼓サークルの披露など、お母さん方の力を感じられそうです。子どもたちは今日、中広場に集まり「なかよしまつりをやるよ!」と先生から話を聞き、年長さんが太鼓や踊りを披露してくれました。私たち大人も子どもたちと一緒に秋ならではの行事をたのしみ、盛り上げていきましょう!
令和5年10月31日
園長 小宮知子

10月園だより 2023/9/29
2学期開始早々園内で新型コロナが流行し、2日間の登園自粛、更には台風の影響により急遽1号児が休園となりました。保護者のみなさんにはご協力いただき、ありがとうございました。おかげさまで今は職員も子どもたちもコロナ感染の拡がりは落ち着き、体調不良による欠席も少なくなっています。ただ、市内ではインフルエンザA型や流行性結膜炎が流行しているようです。次々とやってくる流行病の波にげんなりしてしまいますが、園でも予防に努めていきますので引き続きご家庭での健康観察をお願いします。
~おしゃべり会~
先日、PTA主催のおしゃべり会が行われました。集まったのは年長の保護者中心でしたが、先輩ママさんから小学校の情報を聞くだけでなく、子育て中の苦労話や素朴な疑問などを共感しあう場になりました。
一緒に参加しながら感じたのは、こういうおしゃべりの時間って大事だなぁ・・・と。子どもが成長するにつれ変わっていく悩みや困りごと。乳児の頃はトイトレやかみつきなどで悩んでいたけれど、最近は食べ物の好き嫌いが多くて困る…友だちとケンカが多くて心配だな…とか。学校に行くようになれば、宿題や提出物を出さないとか、スマホや家の鍵っていつから持たせようか?他のお家ではどうしてるんだろう?などなど・・・ちょっとした疑問やつぶやきだけど、話してみたら共感して安心したり、おしゃべりしながらなんとなく解決できちゃうことってたくさんあるのでは、と思います。
これからの時期、バザーに向けてお母さん方が集まる機会が増えますが、作業しながらおしゃべりしに行く気持ちで、バザー準備も楽しんでもらえたらと思います。毎月ではありませんが、担任交えてのコミュニティータイムも、開催される際にはぜひ遊びに来てくださいね♪
~大きい子への憧れ~
先日、給食会議でこんな話がでました。年少担任「給食で野菜が食べられない子もまだまだ多いです。でも、最近は年長さんに憧れて“ニンジン食べたら○○くんみたいに足が速くなる!”と言って、頑張って口に入れる姿があります。」
乳児会議ではこんなエピソードも出ました。「ある日、年少のkちゃんがたんぽぽ組でおやつのお手伝いをしたいと言って、頭に三角巾をつけ配膳を手伝ってくれました。すると次の日、今度はたんぽぽ組のkちゃんがおやつのお手伝いをすると、頭に三角巾をつけました。それを見ていた他の子たちも三角巾を頭につけて、みんなで配膳を楽しみました。」「どんぐりの子が園庭で手押し車を使っていたところ、年少のTくんが使いたいと言ってきました。もう少し貸してね、と担任がお願いしたところ、30分近く遊び終えるのを待ってくれていたんです。」
なかよしの生活では、異年齢の子どもたちがあちらこちらで混ざり合って過ごしています。その中で、2,3歳児の子どもたちが、ちょっと大きなお兄さんお姉さんの姿を見て、自分もやってみたい!あんなふうになりたい!と、憧れの気持ちが芽生えているんですね。一方で、小さい子へは優しく接するTくんの姿に“ボクお兄ちゃんだから待てるよ”そんな自信や優しさを感じます。乳児さんもそんな風に優しくされる経験を積み重ねて、大きくなったら小さい子へ優しく接することができるのでしょうね。
~園内が運動会モード~
そんな憧れの的の年長は、いま運動会に向けてリレーに燃えています。この年長もまた、去年の年長に憧れて“次は自分たちの番だ”と言わんばかりに、進級当初からリレーをしていました。ここ数年はコロナで運動会が縮小したり2部に分かれていたのに、リレー文化はちゃんと引き継がれているようです。
金メダルを賭けてのもりぐみ対かわぐみの勝負。どうやったら勝てるのか作戦をみんなで考え、一所懸命走り、連日勝敗に一喜一憂しています。“やりたくない”気持ちと葛藤している子もいます。隣で寄り添う子もいれば、励ます子もいます。そんな子どもたちの気持ちの揺れや友達を想う気持ちに、成長を感じずにいられません。当日の勝敗も大事だけど、やっぱり【プロセスが大事】なのだと、子どもたちから教えられる日々です。
他の学年の子どもたちも、そんな年長や大人の熱を感じてリレーを応援したり、それぞれの学年の活動に刺激をうけて、今ならではの空気感を楽しんでいるようです。運動会モードの雰囲気が落ち着かない子も、安心できる大人や好きな遊びを頼りにしながら、友だちのやっていることを〈見る〉経験をしています。その経験は次につながっていく事でしょう。
当日は、大勢の保護者に囲まれて頑張る子どもたちに盛大な拍手をお願いします。いつもの園とは違う雰囲気に緊張したり、やりたくないと崩れ、パパやママと離れられない子もいるかもしれませんね。そんな姿も、今のその子の姿と受け止めてあげて欲しいと思います。当日に向かうまでの【プロセス】の中で、友だちと繋がったり、頑張ったり、色々な気持ちを感じ、子どもたちは成長しています。どんな姿も、みんなであたたかく見守りましょう。あとは当日、どうか晴れますように~!!
令和5年9月29日
園長 小宮知子
~おしゃべり会~
先日、PTA主催のおしゃべり会が行われました。集まったのは年長の保護者中心でしたが、先輩ママさんから小学校の情報を聞くだけでなく、子育て中の苦労話や素朴な疑問などを共感しあう場になりました。
一緒に参加しながら感じたのは、こういうおしゃべりの時間って大事だなぁ・・・と。子どもが成長するにつれ変わっていく悩みや困りごと。乳児の頃はトイトレやかみつきなどで悩んでいたけれど、最近は食べ物の好き嫌いが多くて困る…友だちとケンカが多くて心配だな…とか。学校に行くようになれば、宿題や提出物を出さないとか、スマホや家の鍵っていつから持たせようか?他のお家ではどうしてるんだろう?などなど・・・ちょっとした疑問やつぶやきだけど、話してみたら共感して安心したり、おしゃべりしながらなんとなく解決できちゃうことってたくさんあるのでは、と思います。
これからの時期、バザーに向けてお母さん方が集まる機会が増えますが、作業しながらおしゃべりしに行く気持ちで、バザー準備も楽しんでもらえたらと思います。毎月ではありませんが、担任交えてのコミュニティータイムも、開催される際にはぜひ遊びに来てくださいね♪
~大きい子への憧れ~
先日、給食会議でこんな話がでました。年少担任「給食で野菜が食べられない子もまだまだ多いです。でも、最近は年長さんに憧れて“ニンジン食べたら○○くんみたいに足が速くなる!”と言って、頑張って口に入れる姿があります。」
乳児会議ではこんなエピソードも出ました。「ある日、年少のkちゃんがたんぽぽ組でおやつのお手伝いをしたいと言って、頭に三角巾をつけ配膳を手伝ってくれました。すると次の日、今度はたんぽぽ組のkちゃんがおやつのお手伝いをすると、頭に三角巾をつけました。それを見ていた他の子たちも三角巾を頭につけて、みんなで配膳を楽しみました。」「どんぐりの子が園庭で手押し車を使っていたところ、年少のTくんが使いたいと言ってきました。もう少し貸してね、と担任がお願いしたところ、30分近く遊び終えるのを待ってくれていたんです。」
なかよしの生活では、異年齢の子どもたちがあちらこちらで混ざり合って過ごしています。その中で、2,3歳児の子どもたちが、ちょっと大きなお兄さんお姉さんの姿を見て、自分もやってみたい!あんなふうになりたい!と、憧れの気持ちが芽生えているんですね。一方で、小さい子へは優しく接するTくんの姿に“ボクお兄ちゃんだから待てるよ”そんな自信や優しさを感じます。乳児さんもそんな風に優しくされる経験を積み重ねて、大きくなったら小さい子へ優しく接することができるのでしょうね。
~園内が運動会モード~
そんな憧れの的の年長は、いま運動会に向けてリレーに燃えています。この年長もまた、去年の年長に憧れて“次は自分たちの番だ”と言わんばかりに、進級当初からリレーをしていました。ここ数年はコロナで運動会が縮小したり2部に分かれていたのに、リレー文化はちゃんと引き継がれているようです。
金メダルを賭けてのもりぐみ対かわぐみの勝負。どうやったら勝てるのか作戦をみんなで考え、一所懸命走り、連日勝敗に一喜一憂しています。“やりたくない”気持ちと葛藤している子もいます。隣で寄り添う子もいれば、励ます子もいます。そんな子どもたちの気持ちの揺れや友達を想う気持ちに、成長を感じずにいられません。当日の勝敗も大事だけど、やっぱり【プロセスが大事】なのだと、子どもたちから教えられる日々です。
他の学年の子どもたちも、そんな年長や大人の熱を感じてリレーを応援したり、それぞれの学年の活動に刺激をうけて、今ならではの空気感を楽しんでいるようです。運動会モードの雰囲気が落ち着かない子も、安心できる大人や好きな遊びを頼りにしながら、友だちのやっていることを〈見る〉経験をしています。その経験は次につながっていく事でしょう。
当日は、大勢の保護者に囲まれて頑張る子どもたちに盛大な拍手をお願いします。いつもの園とは違う雰囲気に緊張したり、やりたくないと崩れ、パパやママと離れられない子もいるかもしれませんね。そんな姿も、今のその子の姿と受け止めてあげて欲しいと思います。当日に向かうまでの【プロセス】の中で、友だちと繋がったり、頑張ったり、色々な気持ちを感じ、子どもたちは成長しています。どんな姿も、みんなであたたかく見守りましょう。あとは当日、どうか晴れますように~!!
令和5年9月29日
園長 小宮知子

9月園だより 2023/8/31
昨日から夏期保育が始まり、長い夏休みも終わりです。コロナ禍が明け、久しぶりに通常モードに戻った今夏、旅行やレジャー・イベントにでかけたご家庭も多かったのではないでしょうか。先生たちも休暇を利用して、遊びに研修にと、それぞれの夏を過ごしました。(残暑お見舞いの動画は楽しんでいただけましたか♪)
それにしても今年の夏は暑かった~!・・・いや、まだまだ現在進行形ですね。連日の猛暑に熱中症アラートが鳴りっぱなし、子ども達が外に遊びに行きたいと言っても、“今日は出られないのよ”とストップをかける状況でした。クーラーの下でも動き回る子どもたちの体に熱がこもらないようにと、短時間でプールに入り、なんとか涼をとり過ごしました。この暑さはまだしばらく続きそうなので、9月もプールや水遊びで楽しめるかな?と、プールの片付けは先延ばしです。
昨日からの夏期保育では、久しぶりに登園してきた子どもたちや先生で、再会を喜びました。「まっ黒に日焼けしたね!」「〇〇に行ってきた!」と、夏の出来事を報告したり、友だちと顔を合わせて嬉しそう。みんな揃うと園内の活気もパワーアップです!緊張気味で園に来た子も、帰る頃には園生活を思い出し、表情が和らいでいました。
長い休み明けの子達は、新学期が始まり生活リズムが整うまで、しばらくは疲れやすかったり暑さで体調を崩したりするかもしれませんね。夜が遅い、寝起きが悪い、気分が乗らない・・・そんな日もあるとは思いますが、朝はごはんをしっかり食べ、水分も取って、元気に登園してきて欲しいと思います。
映画「夢みる小学校」上映会します
7月のことになりますが、横浜市幼稚園協会が主催する研修会で、「夢みる小学校」というドキュメント映画の上映会が行われ、私と菅野先生が観に行きました。
この映画にはいくつかの小学校が登場します。テストがない、成績通知表がない、宿題がない、「先生」がいない…そんな学校が日本に、それも私立だけでなく公立にも存在していたのかと衝撃を受けました。この映画に出てくる子ども達は、仲間からも大人からも「自分のままでいいんだよ」と認められ、自分らしくのびのびと過ごしています。好きなこと、興味のあることをテーマに体験学習をしている子どもたちの姿は能動的で、課題にも意欲的に取り組んでいました。
映画のフライヤーには、脳科学者の茂木健一郎さんのコメントが載っていました。
【夢中で楽しんでいる時に子どもの脳は発達します。そこに居場所があれば、自己肯定感が高まります。】
主体的に子どもが遊び、学び、仲間の中で居心地の良さを感じる・・・それって、なかよしも同じ!と、感銘を受けました。一人ひとりが自分の学校生活を楽しみ、生き生きしている子どもたちの姿に、元気や力をもらえる映画です。
ぜひ、この映画を皆さんにも観ていただきたいと思い、なかよしで自主上映をすることにしました。上映会は9月23日(土)の午前中に計画しています。祝日なので、都合のつく方はぜひ、観に来てください。
みんなで夕涼み会
明後日の夕涼み会は3年ぶりに在園全員での開催となり、飲食店も復活です。役員さん・おやじの会の出店や、先生たちのゲームコーナー、太鼓サークルの披露に野外映画と盛りだくさんで準備を進めています。とは言え、コロナやインフルエンザもちらほら出ていますので、手洗い消毒や、飲食中は移動せずに座って食べるなど、感染対策も意識していただけたらと思います。
家族みんなで夏の終わりのひと時を園で楽しみ、夕涼み会が子どもたちにとっても2学期の園生活の弾みとなりますように。その後も運動会やなかよし祭り、PTAには一大イベントのバザーと続き、園内は大人も子どもも更に活気あふれる日々になることでしょう。
2学期も子どもを真ん中にして、大人たちが楽しい渦を作りながら一緒に楽しみましょう!
令和5年8月31日
園長 小宮 知子
それにしても今年の夏は暑かった~!・・・いや、まだまだ現在進行形ですね。連日の猛暑に熱中症アラートが鳴りっぱなし、子ども達が外に遊びに行きたいと言っても、“今日は出られないのよ”とストップをかける状況でした。クーラーの下でも動き回る子どもたちの体に熱がこもらないようにと、短時間でプールに入り、なんとか涼をとり過ごしました。この暑さはまだしばらく続きそうなので、9月もプールや水遊びで楽しめるかな?と、プールの片付けは先延ばしです。
昨日からの夏期保育では、久しぶりに登園してきた子どもたちや先生で、再会を喜びました。「まっ黒に日焼けしたね!」「〇〇に行ってきた!」と、夏の出来事を報告したり、友だちと顔を合わせて嬉しそう。みんな揃うと園内の活気もパワーアップです!緊張気味で園に来た子も、帰る頃には園生活を思い出し、表情が和らいでいました。
長い休み明けの子達は、新学期が始まり生活リズムが整うまで、しばらくは疲れやすかったり暑さで体調を崩したりするかもしれませんね。夜が遅い、寝起きが悪い、気分が乗らない・・・そんな日もあるとは思いますが、朝はごはんをしっかり食べ、水分も取って、元気に登園してきて欲しいと思います。
映画「夢みる小学校」上映会します
7月のことになりますが、横浜市幼稚園協会が主催する研修会で、「夢みる小学校」というドキュメント映画の上映会が行われ、私と菅野先生が観に行きました。
この映画にはいくつかの小学校が登場します。テストがない、成績通知表がない、宿題がない、「先生」がいない…そんな学校が日本に、それも私立だけでなく公立にも存在していたのかと衝撃を受けました。この映画に出てくる子ども達は、仲間からも大人からも「自分のままでいいんだよ」と認められ、自分らしくのびのびと過ごしています。好きなこと、興味のあることをテーマに体験学習をしている子どもたちの姿は能動的で、課題にも意欲的に取り組んでいました。
映画のフライヤーには、脳科学者の茂木健一郎さんのコメントが載っていました。
【夢中で楽しんでいる時に子どもの脳は発達します。そこに居場所があれば、自己肯定感が高まります。】
主体的に子どもが遊び、学び、仲間の中で居心地の良さを感じる・・・それって、なかよしも同じ!と、感銘を受けました。一人ひとりが自分の学校生活を楽しみ、生き生きしている子どもたちの姿に、元気や力をもらえる映画です。
ぜひ、この映画を皆さんにも観ていただきたいと思い、なかよしで自主上映をすることにしました。上映会は9月23日(土)の午前中に計画しています。祝日なので、都合のつく方はぜひ、観に来てください。
みんなで夕涼み会
明後日の夕涼み会は3年ぶりに在園全員での開催となり、飲食店も復活です。役員さん・おやじの会の出店や、先生たちのゲームコーナー、太鼓サークルの披露に野外映画と盛りだくさんで準備を進めています。とは言え、コロナやインフルエンザもちらほら出ていますので、手洗い消毒や、飲食中は移動せずに座って食べるなど、感染対策も意識していただけたらと思います。
家族みんなで夏の終わりのひと時を園で楽しみ、夕涼み会が子どもたちにとっても2学期の園生活の弾みとなりますように。その後も運動会やなかよし祭り、PTAには一大イベントのバザーと続き、園内は大人も子どもも更に活気あふれる日々になることでしょう。
2学期も子どもを真ん中にして、大人たちが楽しい渦を作りながら一緒に楽しみましょう!
令和5年8月31日
園長 小宮 知子

8月園だより 2023/7/31
7月15~16日、年長のお泊り保育【ザ・キャンプ】が行われました。
午後4時に正門が開き、子どもたちは坂の上でおうちの人と離れ、自分で布団や荷物を持って園にやって来た時のことです。
Sくんは坂を下る途中、寂しさからか不安になって泣き出し、途中で足が止まってしまいました。門で待っている担任たちが「おいで~!!」と呼んだり、何人かの子が隣で寄り添いながら声をかけてみるものの、一向に足が進みません。そろそろ大人の出番かな…と菅野先生が迎えに行きました。ところが、そこに集まっていた子どもたちに「ごんべえはあっちに行ってて」と言われ、戻ってきました。
どのくらい経ったでしょうか。子どもたちは一端、自分の荷物を園内にいた先生に預け、Sくんの元へ戻ってきました。その様子を見て、先に園に到着していた他の子たちもやってきました。Sくんの荷物を持つ子、手を繋ぐ子、「今日から2日間みんなでキャンプたのしむぞー!」と元気付ける子も。そんな仲間の励ましにSくんも気持ちが落ち着いて、みんなと一緒に正門をくぐったのでした。
Sくんにとって友達の存在がどれだけ心強かったでしょう。歩き出せたのは、ママの慰めでも先生のフォローでもなく、友達の存在でした。友達のことをよくわかっている子ども達だからこそ“ぼく・わたしたちがつれていくからだいじょうぶだよ”と、大人に頼らず、自分たちで考え、信じて、支えることができたのだと思います。
助けに行った子たちもこれまで、自分が寂しい時や困った時、色々な人にやさしくされ、助けられた経験をたくさんしてきたのでしょう。そして、ほんとはちょっと自分も不安…だからこそ泣いている気持ちにも“うんうん、わかるよ”と共感し“みんないっしょだからがんばろう”と自分自身にも語りかけていたのかもしれませんね。生まれて5,6年しか経っていないのに、子どもってすごいなぁ。私たち大人が思っている以上に、色々な気持ちを感じているし、よくわかっているなぁと時々ハッとさせられます。子どもたち育っているね、と職員みんな胸が熱くなった出来事でした。
コロナ禍で、お泊り保育が中止になる園も多い中、なかよしではなんとか毎年続けてきました。それは、ザ・キャンプの経験が子どもたちにとって自信に繋がり、これからの大きな力になる、ということを職員が実感していたからです。今年も感染対策をしつつ、無事に終えることが出来ました。
我が子が下の学年や乳児組にいると、親元から離れて園でのお泊りはまだ想像できないかもしれませんね。でも、あっという間に大きくなって・・・来年は今の年中さんの番です(気が早いかもしれませんが)。日々成長している目の前の子どもの今の姿も、大切に見守っていきたいですね。
キャンプの翌週21日には全園児が中広場に集まり1学期の終業式が行われました。毎年このタイミングで子どもたちに“夏休みに気を付けてほしいこと”を伝えています。今年は先生たちが、子役と不審者役になって寸劇しながら、クイズ形式で進めてみました。
Q. 家族で出かけているときに、もし知らない人に声をかけられたらどうする?
Q. やだって言っても無理やり連れて行かれそうになったらどうしよう?
「ついて行っちゃダメーー!!」「にげる!」「たすけてっていう!!」そうそう、そういう時は逃げたり、周りの人に助けてー!て、大きな声で助けを求めてね。
同じように夏の過ごし方についても寸劇を通して・・・外に行く時は帽子をかぶって、しっかりお水を飲んで、暑いと思ったら日陰や家で涼もう、熱中症に気を付けてね!そんなことを伝えると、みんなとてもよくお話を聞いていました。
夏休み中は、海・川・プールなど水のレジャーに出かける家庭も多いと思います。楽しいことの裏側には危険もつきもの…とは言え、夏休み早々、福岡の小学6年生3人が川で溺れ命を落とすという、なんとも痛ましいニュースが飛び込んできました。子どもは水深10センチでも溺れるといいます。ましてや乳幼児ともなると、1~3センチでも顔があげられなければ溺れてしまうのです。わたしたち大人は改めて“こどもの命を守ること”を肝に銘じて、気をつけていきましょうね。
職員は夏休みを利用して研修に出かけます。毎年、夏に参加している『全国保育団体合同研究集会』が、今年は福島県郡山市で開催されています。なかよしからも7名の先生たちが現地参加、他の先生たちもオンラインで参加しました。来月には“人間と性”教育研究協議会主催の夏期セミナーで性教育についての勉強会にも参加します。保育者としてパワーを蓄えて、また子どもたちとの生活に活かしていきたいと思います。
厳しい暑さが続いていますが、体に気をつけて素敵な夏をお過ごしください。
令和5年7月31日
園長 小宮知子
午後4時に正門が開き、子どもたちは坂の上でおうちの人と離れ、自分で布団や荷物を持って園にやって来た時のことです。
Sくんは坂を下る途中、寂しさからか不安になって泣き出し、途中で足が止まってしまいました。門で待っている担任たちが「おいで~!!」と呼んだり、何人かの子が隣で寄り添いながら声をかけてみるものの、一向に足が進みません。そろそろ大人の出番かな…と菅野先生が迎えに行きました。ところが、そこに集まっていた子どもたちに「ごんべえはあっちに行ってて」と言われ、戻ってきました。
どのくらい経ったでしょうか。子どもたちは一端、自分の荷物を園内にいた先生に預け、Sくんの元へ戻ってきました。その様子を見て、先に園に到着していた他の子たちもやってきました。Sくんの荷物を持つ子、手を繋ぐ子、「今日から2日間みんなでキャンプたのしむぞー!」と元気付ける子も。そんな仲間の励ましにSくんも気持ちが落ち着いて、みんなと一緒に正門をくぐったのでした。
Sくんにとって友達の存在がどれだけ心強かったでしょう。歩き出せたのは、ママの慰めでも先生のフォローでもなく、友達の存在でした。友達のことをよくわかっている子ども達だからこそ“ぼく・わたしたちがつれていくからだいじょうぶだよ”と、大人に頼らず、自分たちで考え、信じて、支えることができたのだと思います。
助けに行った子たちもこれまで、自分が寂しい時や困った時、色々な人にやさしくされ、助けられた経験をたくさんしてきたのでしょう。そして、ほんとはちょっと自分も不安…だからこそ泣いている気持ちにも“うんうん、わかるよ”と共感し“みんないっしょだからがんばろう”と自分自身にも語りかけていたのかもしれませんね。生まれて5,6年しか経っていないのに、子どもってすごいなぁ。私たち大人が思っている以上に、色々な気持ちを感じているし、よくわかっているなぁと時々ハッとさせられます。子どもたち育っているね、と職員みんな胸が熱くなった出来事でした。
コロナ禍で、お泊り保育が中止になる園も多い中、なかよしではなんとか毎年続けてきました。それは、ザ・キャンプの経験が子どもたちにとって自信に繋がり、これからの大きな力になる、ということを職員が実感していたからです。今年も感染対策をしつつ、無事に終えることが出来ました。
我が子が下の学年や乳児組にいると、親元から離れて園でのお泊りはまだ想像できないかもしれませんね。でも、あっという間に大きくなって・・・来年は今の年中さんの番です(気が早いかもしれませんが)。日々成長している目の前の子どもの今の姿も、大切に見守っていきたいですね。
キャンプの翌週21日には全園児が中広場に集まり1学期の終業式が行われました。毎年このタイミングで子どもたちに“夏休みに気を付けてほしいこと”を伝えています。今年は先生たちが、子役と不審者役になって寸劇しながら、クイズ形式で進めてみました。
Q. 家族で出かけているときに、もし知らない人に声をかけられたらどうする?
Q. やだって言っても無理やり連れて行かれそうになったらどうしよう?
「ついて行っちゃダメーー!!」「にげる!」「たすけてっていう!!」そうそう、そういう時は逃げたり、周りの人に助けてー!て、大きな声で助けを求めてね。
同じように夏の過ごし方についても寸劇を通して・・・外に行く時は帽子をかぶって、しっかりお水を飲んで、暑いと思ったら日陰や家で涼もう、熱中症に気を付けてね!そんなことを伝えると、みんなとてもよくお話を聞いていました。
夏休み中は、海・川・プールなど水のレジャーに出かける家庭も多いと思います。楽しいことの裏側には危険もつきもの…とは言え、夏休み早々、福岡の小学6年生3人が川で溺れ命を落とすという、なんとも痛ましいニュースが飛び込んできました。子どもは水深10センチでも溺れるといいます。ましてや乳幼児ともなると、1~3センチでも顔があげられなければ溺れてしまうのです。わたしたち大人は改めて“こどもの命を守ること”を肝に銘じて、気をつけていきましょうね。
職員は夏休みを利用して研修に出かけます。毎年、夏に参加している『全国保育団体合同研究集会』が、今年は福島県郡山市で開催されています。なかよしからも7名の先生たちが現地参加、他の先生たちもオンラインで参加しました。来月には“人間と性”教育研究協議会主催の夏期セミナーで性教育についての勉強会にも参加します。保育者としてパワーを蓄えて、また子どもたちとの生活に活かしていきたいと思います。
厳しい暑さが続いていますが、体に気をつけて素敵な夏をお過ごしください。
令和5年7月31日
園長 小宮知子

7月園だより 2023/6/30
6月中旬から、体調不良による欠席が増えています。主な症状は、急な発熱、咳、下痢など…受診すると夏風邪やのどの風邪と診断されることが多いようです。なかよしに限った事ではなく、近隣の幼保園・小学校でも同じように体調不良の子が多いと聞きます。コロナ禍、マスク・消毒・3密を避ける…の生活で風邪を貰わなかった幼い子どもたちが、今になって色々な感染症にかかり出しているといったところでしょうか。
これからは暑さも厳しくなるので、熱中症も心配です。(昨日は、ヤギのふくちゃんも熱中症になりました…すぐに元気になりましたが。)今から汗をかいて少しずつ暑さに身体を慣らすことも熱中症対策になります。冷房も適宜使いながら、こまめな水分補給をして、元気に夏を乗り切りたいですね。
~主体的な学びは遊びの中に~
ここ数日は真夏のような暑さが続いているので、園庭では水を使って遊ぶ子の姿が増えてきました。掘った砂場の穴に水を何度も運ぶ子、たらいの中に入って全身びしょ濡れの子・・・水の気持ちよさを感じながら、それぞれが遊びこむ姿をじっくり観察してみると、とっても面白いです。
年中のTくんとHくんが、長い半円の筒(流しそうめんの竹のようなもの)を使って、水道の蛇口から足元にある手押し車の箱の中へ水を流そうとしていました。でも、うまく筒が置けずぐらぐらするので、水が横にこぼれてしまいます。Tくんは筒の周りにおもちゃを置いて固定し、Hくんが手押し車の位置を前後左右に調整して、なんとか筒を安定させました。でも今度は、蛇口の水が筒に届かなくなってしまった・・・さぁどうしよう。蛇口を上に向けたりシャベルで水を飛ばしたり試みるも、うまく水が流れません。今度はTくんが板を持ってきたけど横にこぼれちゃう。手押し車と筒の位置を何度も調整して、やっと思い通りに水を流すことが出来たのでした。
その間、二人の間に言葉はありませんでした。“この筒を通して水を流したい”という共通の目的を持って、試行錯誤する姿を、私はただ見守っていました。
“やってみたい”をやってみる。すると様々な気付きがあり、更に遊びが発展する。色々な失敗体験を繰り返しながら成功体験に繋がっていく。なかよしの生活は、そんな体験がいくつも積み重なって、乳幼児期の育ちに大切な学びをしている場なのだと、改めて感じます。
~年長のお店屋さん~
6月6日(火)、年長がお店屋さんを開いてひよこサークルを招待しました。
どんなお店にしようか…子どもたちが意見を出し合い相談して、もり組「おまつり」かわ組「ゲームセンター」にテーマが決まりました。
Yちゃん・Rちゃんは、「お店のオープン前にアナウンスがしたい」と自分たちで台本を書いてきました。Kちゃんは「一人で電車屋さんをやる」と決めて、準備から当日のお客さんの呼び込み、あそびの説明まですべてひとりでやりきりました。一緒にやるはずだった友達が欠席のため当日一人になってしまったIくん。お店の準備をする時に色んな友達に声をかけて手伝ってもらい、急遽Iちゃんも参加して一緒にお店を切り盛りしました。他の子もみんな、それぞれが自分の役割を楽しみながら、ひよこの小さい子に優しく声をかけやり取りを楽しんでいました。
年長の活動の中にも主体的な学びがいっぱいです。自分が叶えたいことと、友だちの叶えたいことの折り合いをつけながら実現し、【お店屋さん】という共通の目的を持って、一緒に活動を展開する楽しさを味わっているんですね。成長を感じたお店屋さんでした。
7月は年長がザ・キャンプで友だちと一緒に園に泊まります。親元を離れて友だちと過ごす宿泊経験は、さらに友だちとの関係をギュッと縮め、自信につながる事でしょう。年長だけでなくどの学年も、園生活に慣れ安心感を持って、これからさらに自分の生活・遊びを充実させていく時期になることでしょう。引き続き、保育へのご理解・ご協力をお願いします。
令和5年6月30日
園長 小宮 知子
これからは暑さも厳しくなるので、熱中症も心配です。(昨日は、ヤギのふくちゃんも熱中症になりました…すぐに元気になりましたが。)今から汗をかいて少しずつ暑さに身体を慣らすことも熱中症対策になります。冷房も適宜使いながら、こまめな水分補給をして、元気に夏を乗り切りたいですね。
~主体的な学びは遊びの中に~
ここ数日は真夏のような暑さが続いているので、園庭では水を使って遊ぶ子の姿が増えてきました。掘った砂場の穴に水を何度も運ぶ子、たらいの中に入って全身びしょ濡れの子・・・水の気持ちよさを感じながら、それぞれが遊びこむ姿をじっくり観察してみると、とっても面白いです。
年中のTくんとHくんが、長い半円の筒(流しそうめんの竹のようなもの)を使って、水道の蛇口から足元にある手押し車の箱の中へ水を流そうとしていました。でも、うまく筒が置けずぐらぐらするので、水が横にこぼれてしまいます。Tくんは筒の周りにおもちゃを置いて固定し、Hくんが手押し車の位置を前後左右に調整して、なんとか筒を安定させました。でも今度は、蛇口の水が筒に届かなくなってしまった・・・さぁどうしよう。蛇口を上に向けたりシャベルで水を飛ばしたり試みるも、うまく水が流れません。今度はTくんが板を持ってきたけど横にこぼれちゃう。手押し車と筒の位置を何度も調整して、やっと思い通りに水を流すことが出来たのでした。
その間、二人の間に言葉はありませんでした。“この筒を通して水を流したい”という共通の目的を持って、試行錯誤する姿を、私はただ見守っていました。
“やってみたい”をやってみる。すると様々な気付きがあり、更に遊びが発展する。色々な失敗体験を繰り返しながら成功体験に繋がっていく。なかよしの生活は、そんな体験がいくつも積み重なって、乳幼児期の育ちに大切な学びをしている場なのだと、改めて感じます。
~年長のお店屋さん~
6月6日(火)、年長がお店屋さんを開いてひよこサークルを招待しました。
どんなお店にしようか…子どもたちが意見を出し合い相談して、もり組「おまつり」かわ組「ゲームセンター」にテーマが決まりました。
Yちゃん・Rちゃんは、「お店のオープン前にアナウンスがしたい」と自分たちで台本を書いてきました。Kちゃんは「一人で電車屋さんをやる」と決めて、準備から当日のお客さんの呼び込み、あそびの説明まですべてひとりでやりきりました。一緒にやるはずだった友達が欠席のため当日一人になってしまったIくん。お店の準備をする時に色んな友達に声をかけて手伝ってもらい、急遽Iちゃんも参加して一緒にお店を切り盛りしました。他の子もみんな、それぞれが自分の役割を楽しみながら、ひよこの小さい子に優しく声をかけやり取りを楽しんでいました。
年長の活動の中にも主体的な学びがいっぱいです。自分が叶えたいことと、友だちの叶えたいことの折り合いをつけながら実現し、【お店屋さん】という共通の目的を持って、一緒に活動を展開する楽しさを味わっているんですね。成長を感じたお店屋さんでした。
7月は年長がザ・キャンプで友だちと一緒に園に泊まります。親元を離れて友だちと過ごす宿泊経験は、さらに友だちとの関係をギュッと縮め、自信につながる事でしょう。年長だけでなくどの学年も、園生活に慣れ安心感を持って、これからさらに自分の生活・遊びを充実させていく時期になることでしょう。引き続き、保育へのご理解・ご協力をお願いします。
令和5年6月30日
園長 小宮 知子

6月園だより 2023/5/31
5月27日(土)天王の森の田んぼで田植えが行われました。なかよしからは19組の家族が参加し、大人も子どもも泥んこになって田植え体験をしました。子どもたちにとって田植えはおまけかな?泥水の田んぼの中を泳ぐように全身真っ黒になって楽しむ姿がありました。(去年は田んぼに入れなかったのに今年は入れた!という子もいました。)
秋には同じ田んぼで稲刈りをします。小さかった苗が成長して大きく実り、収穫の時を迎えるのも楽しみです。コロナ禍前は、収穫したもち米を寄付していただき、園でおもちをついておいしくいただきました。
毎年、入園前によく聞かれる質問があります。「うちの子、好き嫌いが多くて野菜が食べられません。園の給食が食べられるか心配です。」
見慣れないもの、食べ慣れないものって、子ども達なかなか食べてくれません。毎月、栄養士と担任とで給食会議をしています。入園したての年少の担任からは“まだまだ残食が多い”との報告が。でも、半年後、1年後…年中になる頃には“前は食べなかった食材を一口たべるようになった”そして年長担任からは「よく食べます!おかわりが足りずに年少の残りをもらいに行くこともあります。」というくらい、体の大きさにも比例してよく食べるようになります。
思えばわたしも少学校低学年のころ野菜が苦手で…給食が八宝菜の日は憂鬱でした。当時は休み時間になっても食べ終わるまで教室に残っていた記憶があります。今でも覚えているくらい嫌だったんだろうな…と思うと、子どもたちに同じような思いはしてほしくありません。もちろん、なかよしでは無理強いさせることはありません。苦手なものは減らしたり、もう食べられないと思ったら切り上げます。もう少し食べてほしいな…と思うのは大人の願いで、子ども自身が“もっと食べたいな”と思わないと、食べないですね。
年長さんが先日、自分たちで育てたい野菜をクラスのみんなで相談し、苗を買ってきて育て始めました。個々に嫌いな野菜もある中で、「友達と一緒なら一口食べられるかも」と折り合いをつけて、どの野菜にするか決めたようです。話し合いの結果、そんなにたくさん?…という担任の心配をよそに「やってみなきゃわからないよ」と子どもたちに押され、こだまスイカ、いちご、アスパラ、とうもろこし…と数種類育ててみることに。収穫を心待ちにしながら、朝夕の水やり・お世話に勤しんでいます。
食べ物を身近に感じることが“たべてみよう”につながっていきます。園の畑へ散歩に行き、小沢さん(畑を手伝ってくれている地域の方)に野菜をもらって園まで持ち帰ってきたものが給食に出ると“これボクがもってきた!”と思わずパクッ。芋ほりや稲刈りのような収穫経験も同様、園生活の中には食への興味が広がるチャンスがたくさんあります。
ぜひ、秋には親子で楽しめる稲刈りも体験してみてください。
地震対策、していますか?
最近、全国的に震度5弱の大きな地震が続いています。緊急地震速報の音はいつ聞いてもヒヤッとします。30年以内に来る可能性が高いという首都直下型や南海トラフ地震も…30年後かもしれないけど、明日かもしれない。改めて、地震や災害の備えは出来ているかと、地震対策を見直す機会になりました。
園では、入園して慣れたころ(6月)から毎月子どもたちと避難訓練をしています。(地震のみならず、火災、不審者対応の訓練も年間通して行っています。)怖がらないように「練習だよ」と子どもたちに宣言してから、地震が来たら頭を守ることや先生の近くに集まること、外に出たら桜の木の下に集まるように伝えています。2011年の3.11の震災の時はPTA掃除の真っ最中で、子どもたちは職員と一緒に園庭や通信隊にいました。地震だとわかると瞬時に子どもたちが桜の木の下に集まった姿に、日頃の訓練の大切さを感じます。
家庭の中でも、有事の際を想定して、子どもたちにも話しておくとよいかもしれません。家の中だったらどこが安全なのか、連絡が取れなくなったらどこで集まるのか、園に預けているときに起きたら誰が、どういう手段で迎えに行くのか…。親子遠足の日に引き取り訓練を兼ねて、お迎えの人など確認させていただきましたが、ご家族の中でも共有にしておいてください。大災害が起きないことを何よりも願っていますが、今一度、防災意識を高めていきましょう。
令和5年5月31日
園長 小宮 知子
秋には同じ田んぼで稲刈りをします。小さかった苗が成長して大きく実り、収穫の時を迎えるのも楽しみです。コロナ禍前は、収穫したもち米を寄付していただき、園でおもちをついておいしくいただきました。
毎年、入園前によく聞かれる質問があります。「うちの子、好き嫌いが多くて野菜が食べられません。園の給食が食べられるか心配です。」
見慣れないもの、食べ慣れないものって、子ども達なかなか食べてくれません。毎月、栄養士と担任とで給食会議をしています。入園したての年少の担任からは“まだまだ残食が多い”との報告が。でも、半年後、1年後…年中になる頃には“前は食べなかった食材を一口たべるようになった”そして年長担任からは「よく食べます!おかわりが足りずに年少の残りをもらいに行くこともあります。」というくらい、体の大きさにも比例してよく食べるようになります。
思えばわたしも少学校低学年のころ野菜が苦手で…給食が八宝菜の日は憂鬱でした。当時は休み時間になっても食べ終わるまで教室に残っていた記憶があります。今でも覚えているくらい嫌だったんだろうな…と思うと、子どもたちに同じような思いはしてほしくありません。もちろん、なかよしでは無理強いさせることはありません。苦手なものは減らしたり、もう食べられないと思ったら切り上げます。もう少し食べてほしいな…と思うのは大人の願いで、子ども自身が“もっと食べたいな”と思わないと、食べないですね。
年長さんが先日、自分たちで育てたい野菜をクラスのみんなで相談し、苗を買ってきて育て始めました。個々に嫌いな野菜もある中で、「友達と一緒なら一口食べられるかも」と折り合いをつけて、どの野菜にするか決めたようです。話し合いの結果、そんなにたくさん?…という担任の心配をよそに「やってみなきゃわからないよ」と子どもたちに押され、こだまスイカ、いちご、アスパラ、とうもろこし…と数種類育ててみることに。収穫を心待ちにしながら、朝夕の水やり・お世話に勤しんでいます。
食べ物を身近に感じることが“たべてみよう”につながっていきます。園の畑へ散歩に行き、小沢さん(畑を手伝ってくれている地域の方)に野菜をもらって園まで持ち帰ってきたものが給食に出ると“これボクがもってきた!”と思わずパクッ。芋ほりや稲刈りのような収穫経験も同様、園生活の中には食への興味が広がるチャンスがたくさんあります。
ぜひ、秋には親子で楽しめる稲刈りも体験してみてください。
地震対策、していますか?
最近、全国的に震度5弱の大きな地震が続いています。緊急地震速報の音はいつ聞いてもヒヤッとします。30年以内に来る可能性が高いという首都直下型や南海トラフ地震も…30年後かもしれないけど、明日かもしれない。改めて、地震や災害の備えは出来ているかと、地震対策を見直す機会になりました。
園では、入園して慣れたころ(6月)から毎月子どもたちと避難訓練をしています。(地震のみならず、火災、不審者対応の訓練も年間通して行っています。)怖がらないように「練習だよ」と子どもたちに宣言してから、地震が来たら頭を守ることや先生の近くに集まること、外に出たら桜の木の下に集まるように伝えています。2011年の3.11の震災の時はPTA掃除の真っ最中で、子どもたちは職員と一緒に園庭や通信隊にいました。地震だとわかると瞬時に子どもたちが桜の木の下に集まった姿に、日頃の訓練の大切さを感じます。
家庭の中でも、有事の際を想定して、子どもたちにも話しておくとよいかもしれません。家の中だったらどこが安全なのか、連絡が取れなくなったらどこで集まるのか、園に預けているときに起きたら誰が、どういう手段で迎えに行くのか…。親子遠足の日に引き取り訓練を兼ねて、お迎えの人など確認させていただきましたが、ご家族の中でも共有にしておいてください。大災害が起きないことを何よりも願っていますが、今一度、防災意識を高めていきましょう。
令和5年5月31日
園長 小宮 知子

5月園だより 2023/4/28
毎朝、駐車場から園に向かって歩いていると、通信隊から鳥のさえずりが聴こえてきます。
ホケキョッ♪ピピピピィー♪これは何鳥の鳴き声かな?あ、今日はキジもいるなぁ・・・と耳を澄ませつつも、頭の中では“毎朝小鳥がやってくる~♪”となかよしの園歌が流れる毎日です。
園庭では、水遊びやどろんこになってはしゃぐ賑やかな子どもたちの声が響いています。新入の子たちは、ふとした場面でお家を思い出して泣いたり、“抱っこして~おんぶがいい~”と大人を頼りに過ごしながらも、ヤギのふくちゃんやニワトリたちが、そんな子どもたちの興味を引いてくれます。人見知りして泣いていた乳児棟の子達も、担任に抱っこされてニコニコ顔が見られるようになりました。進級組の子も…4月はそれぞれの安心できる場所、止まり木を見つけながら、徐々に新しい生活に慣れてきました。
年長はというと・・・大きくなったことへの自信に溢れているかのよう。動物当番での一コマ。鶏小屋の中でホースを持つ子と水道の蛇口をひねる子が、お互い姿も見えないのに「水出すね!」「もうちょっと!」「このくらい?」「いいよ!」と大きな声でやりとりをしながら、協力して掃除をしているというのです。そういえば、泣いている子に優しく声をかけたり、小さい子に作っていた積み木を壊されてしまっても、しょうがないな~と怒りもせず、黙々と作り直す姿もありました。“だって年長だもん!”と言わんばかりのこの張り切りモードはいつまで続くかな…?と思いつつも、頼もしい姿に成長を感じて嬉しいです。
世間では「5月病」という言葉があるくらい、連休後には憂鬱になったり体調不良になる人が多いそうです。環境の変化は良くも悪くもストレスですよね。子どもたちにとっても、GWをきっかけにして、新生活の疲れが出たり、お休みモードが抜けず、行き渋る子もいるかもしれません。この春卒園した新1年生も、時々園に遊びに来ては息抜きをしている子もいます。疲れたら休憩も大事。大人も子どもも、無理せずいきましょう。
~PTA活動スタート~
進級組の皆さんには、3月に役員希望のアンケートに答えていただきありがとうございました。今年度の新役員12名が決まりました。(近々発行の園児名簿にてお知らせします。)
早速、5月末のPTA総会に向けて準備を進めてくれています。
来年は、なかよし創立60周年になります。長~い歴史の中でも、なかよしにとってPTAの存在は欠かせません。今年も、役員さんはじめ、保護者のみなさんと一緒に、園生活がより豊かになるよう子どもたちの生活を作っていけたらと願っています。
園長 小宮 知子
令和5年4月28日
【なかよし】創立記念日に寄せて
えっっっ!!! 来年が60周年・・・・???
時の移ろいの早さにこの数十年間が走馬灯のように頭を巡ります。
今 30周年でまとめられた《なかよし30周年記念誌》を手元に 見ています。
なかよし幼稚園の創立がこれでもか!とばかりに目に入ります。
そう、なかよしの創立と当初の運営は当時の幼稚園では珍しいことでした。
在園の方はすでにご存じと思いますが、生協(現ユーコープ)から土地と建物を提供されて、そこから“みんなでみんなで限りなくみんなで”・・・《なかよし》を媒介に歩んできました。
みんなとは、関わる人びとみんなです。この《なかよし》へ願う想いと今ある気持ちとこれからの希望・・・と。
それらをつないできたのが《なかよし》だったのだと思います。
創設当時から時代は大きく変わりました。人びとの暮らしや価値観も変わったように見えます。しかし人と人とが繋がりたい気持ちはいつの時代も変わらないと感じています。その繋がる気持ちの中で子どもが育っていくその人間の有り様は何十年たっても変わらないと。
今年も、子ども達の生活が始まりました。PTA活動もコロナ禍を通り抜け始まりました。その中に今も昔も見え方はちがっても根底に流れる空気は同じものが流れているのを感じます。
今年は今年らしく、“みんなでみんなで”、《なかよし》らしく歩んでいきましょう。
ここに、30周年誌の中から創立当時の保護者、職員の方々が集って座談会をしたときの記事を紹介します。
なかよしの歴史が関わった多くの人びとの歴史であったことに思いを馳せながら目を通して頂けると嬉しいです。
【なかよし30周年誌】
理事長 川島佐和子
ホケキョッ♪ピピピピィー♪これは何鳥の鳴き声かな?あ、今日はキジもいるなぁ・・・と耳を澄ませつつも、頭の中では“毎朝小鳥がやってくる~♪”となかよしの園歌が流れる毎日です。
園庭では、水遊びやどろんこになってはしゃぐ賑やかな子どもたちの声が響いています。新入の子たちは、ふとした場面でお家を思い出して泣いたり、“抱っこして~おんぶがいい~”と大人を頼りに過ごしながらも、ヤギのふくちゃんやニワトリたちが、そんな子どもたちの興味を引いてくれます。人見知りして泣いていた乳児棟の子達も、担任に抱っこされてニコニコ顔が見られるようになりました。進級組の子も…4月はそれぞれの安心できる場所、止まり木を見つけながら、徐々に新しい生活に慣れてきました。
年長はというと・・・大きくなったことへの自信に溢れているかのよう。動物当番での一コマ。鶏小屋の中でホースを持つ子と水道の蛇口をひねる子が、お互い姿も見えないのに「水出すね!」「もうちょっと!」「このくらい?」「いいよ!」と大きな声でやりとりをしながら、協力して掃除をしているというのです。そういえば、泣いている子に優しく声をかけたり、小さい子に作っていた積み木を壊されてしまっても、しょうがないな~と怒りもせず、黙々と作り直す姿もありました。“だって年長だもん!”と言わんばかりのこの張り切りモードはいつまで続くかな…?と思いつつも、頼もしい姿に成長を感じて嬉しいです。
世間では「5月病」という言葉があるくらい、連休後には憂鬱になったり体調不良になる人が多いそうです。環境の変化は良くも悪くもストレスですよね。子どもたちにとっても、GWをきっかけにして、新生活の疲れが出たり、お休みモードが抜けず、行き渋る子もいるかもしれません。この春卒園した新1年生も、時々園に遊びに来ては息抜きをしている子もいます。疲れたら休憩も大事。大人も子どもも、無理せずいきましょう。
~PTA活動スタート~
進級組の皆さんには、3月に役員希望のアンケートに答えていただきありがとうございました。今年度の新役員12名が決まりました。(近々発行の園児名簿にてお知らせします。)
早速、5月末のPTA総会に向けて準備を進めてくれています。
来年は、なかよし創立60周年になります。長~い歴史の中でも、なかよしにとってPTAの存在は欠かせません。今年も、役員さんはじめ、保護者のみなさんと一緒に、園生活がより豊かになるよう子どもたちの生活を作っていけたらと願っています。
園長 小宮 知子
令和5年4月28日
【なかよし】創立記念日に寄せて
えっっっ!!! 来年が60周年・・・・???
時の移ろいの早さにこの数十年間が走馬灯のように頭を巡ります。
今 30周年でまとめられた《なかよし30周年記念誌》を手元に 見ています。
なかよし幼稚園の創立がこれでもか!とばかりに目に入ります。
そう、なかよしの創立と当初の運営は当時の幼稚園では珍しいことでした。
在園の方はすでにご存じと思いますが、生協(現ユーコープ)から土地と建物を提供されて、そこから“みんなでみんなで限りなくみんなで”・・・《なかよし》を媒介に歩んできました。
みんなとは、関わる人びとみんなです。この《なかよし》へ願う想いと今ある気持ちとこれからの希望・・・と。
それらをつないできたのが《なかよし》だったのだと思います。
創設当時から時代は大きく変わりました。人びとの暮らしや価値観も変わったように見えます。しかし人と人とが繋がりたい気持ちはいつの時代も変わらないと感じています。その繋がる気持ちの中で子どもが育っていくその人間の有り様は何十年たっても変わらないと。
今年も、子ども達の生活が始まりました。PTA活動もコロナ禍を通り抜け始まりました。その中に今も昔も見え方はちがっても根底に流れる空気は同じものが流れているのを感じます。
今年は今年らしく、“みんなでみんなで”、《なかよし》らしく歩んでいきましょう。
ここに、30周年誌の中から創立当時の保護者、職員の方々が集って座談会をしたときの記事を紹介します。
なかよしの歴史が関わった多くの人びとの歴史であったことに思いを馳せながら目を通して頂けると嬉しいです。
【なかよし30周年誌】
理事長 川島佐和子

4月園だより 2023/4/6
いよいよ新年度がスタートしました。新入園のみなさん、ご入園おめでとうございます。そして在園のみなさん、ご進級おめでとうございます。
今年度、ごんべえ先生から園長のバトンを受け取りました小宮です。これまで副園長としてなかよしに携わってきましたが、気持ち新たに、今後は園長という立場で、職員や保護者の皆さんと一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
改めまして、どうぞよろしくお願い致します。
私がなかよしに来たのは15年程前。その頃のなかよしは保育園を併設して3年目という時期でした。当時20数名だった職員の数も近年は倍以上になり、今年度は新たに新任1名、パート職員2名が加わって、計57名となりました。
次ページから職員紹介をします。時間帯によってはなかなか会う機会のない職員もいるかもしれませんが、名前と顔を覚えていただけるよう、4月号は冊子で園だよりを発行しました。ご家族のみなさんで、ぜひご覧ください。
~泣いてもいいんだよ~
すでに3月末から、新入園の子どもたちの慣らし保育や進級児の部屋の移動が始まっています。保育室からは子どもたちの泣き声が聞こえます。
“ママ~”“パパ~”と不安や寂しい気持ちを、泣いて泣いて全身で伝える子どもたち。先生たちは抱っこしたり、パパママを探し園内を歩き回る子に付き合い、どんな遊びが好きかな?とあれこれ投げかけ、子どもたちが安心できるように、落ち着くように、寄り添っています。
4月1日、登園していた子どもたちは、進級式で新しいバッチをもらいました。いろんな子が「○○組になった!」と嬉しそうにバッチを見せにきてくれました。
一方で、部屋や担任が変わり、仲の良かった友だちとクラスが離れ、新しい環境に戸惑うこともあるでしょう。この前まで担任だった先生は、甘えたくても他のクラスの先生になっちゃった…と遠くから見ていたり。そんないじらしい姿も、この時期よくある光景です。
たんぽぽ組(2歳児クラス)から幼児棟に進級したAくん。自由に中広場を飛び回って、新たな生活を楽しんでいるかと思いきや、「たんぽぽにもどりたい…」と呟いたそうです。みんな、大きくなったことを感じて喜びつつも、新しい環境に慣れるまでは、少し時間が必要かもしれませんね。
4月は職員総出で、そんな子どもたちを受け止めます。
“頑張らなくてもいいよ 泣いてもいいんだよ“
子どもたち、必ず慣れます。ペースはそれぞれです。焦らず、ゆっくり見守りましょう。子どもたちにとっては毎日が成長です。安心できる人、安心できる場所、好きな遊び、好きな友達、好きなこと・・・たくさん見つけて、この1年、めいっぱい園生活を楽しんでほしいです。
コロナ禍の生活も3年が過ぎ、世間もやっと日常を取り戻しています。なかよしも、これまで縮小していた行事を、昨年度は復活させてきました。
今年は家庭訪問も再開します。新担任がご挨拶に伺いますので、おうちでのお子さんの様子を教えてください。5月には親子遠足も計画しています。学年ごとに親子でレクリエーションをして、クラスの親睦を深めましょう。(今年は晴れますように…!)
親と親、子と子、親と職員・・・みんながつながる大切な機会になると思います。お仕事やご家庭の事情など、忙しくて平日に時間をとることが難しい方もいるかと思いますが、今年度も園へのご理解とご協力をお願いいたします。
それでは、令和5年度のなかよし、よーい!スタート!!
園長 小宮 知子
令和5年4月6日
今年度、ごんべえ先生から園長のバトンを受け取りました小宮です。これまで副園長としてなかよしに携わってきましたが、気持ち新たに、今後は園長という立場で、職員や保護者の皆さんと一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
改めまして、どうぞよろしくお願い致します。
私がなかよしに来たのは15年程前。その頃のなかよしは保育園を併設して3年目という時期でした。当時20数名だった職員の数も近年は倍以上になり、今年度は新たに新任1名、パート職員2名が加わって、計57名となりました。
次ページから職員紹介をします。時間帯によってはなかなか会う機会のない職員もいるかもしれませんが、名前と顔を覚えていただけるよう、4月号は冊子で園だよりを発行しました。ご家族のみなさんで、ぜひご覧ください。
~泣いてもいいんだよ~
すでに3月末から、新入園の子どもたちの慣らし保育や進級児の部屋の移動が始まっています。保育室からは子どもたちの泣き声が聞こえます。
“ママ~”“パパ~”と不安や寂しい気持ちを、泣いて泣いて全身で伝える子どもたち。先生たちは抱っこしたり、パパママを探し園内を歩き回る子に付き合い、どんな遊びが好きかな?とあれこれ投げかけ、子どもたちが安心できるように、落ち着くように、寄り添っています。
4月1日、登園していた子どもたちは、進級式で新しいバッチをもらいました。いろんな子が「○○組になった!」と嬉しそうにバッチを見せにきてくれました。
一方で、部屋や担任が変わり、仲の良かった友だちとクラスが離れ、新しい環境に戸惑うこともあるでしょう。この前まで担任だった先生は、甘えたくても他のクラスの先生になっちゃった…と遠くから見ていたり。そんないじらしい姿も、この時期よくある光景です。
たんぽぽ組(2歳児クラス)から幼児棟に進級したAくん。自由に中広場を飛び回って、新たな生活を楽しんでいるかと思いきや、「たんぽぽにもどりたい…」と呟いたそうです。みんな、大きくなったことを感じて喜びつつも、新しい環境に慣れるまでは、少し時間が必要かもしれませんね。
4月は職員総出で、そんな子どもたちを受け止めます。
“頑張らなくてもいいよ 泣いてもいいんだよ“
子どもたち、必ず慣れます。ペースはそれぞれです。焦らず、ゆっくり見守りましょう。子どもたちにとっては毎日が成長です。安心できる人、安心できる場所、好きな遊び、好きな友達、好きなこと・・・たくさん見つけて、この1年、めいっぱい園生活を楽しんでほしいです。
コロナ禍の生活も3年が過ぎ、世間もやっと日常を取り戻しています。なかよしも、これまで縮小していた行事を、昨年度は復活させてきました。
今年は家庭訪問も再開します。新担任がご挨拶に伺いますので、おうちでのお子さんの様子を教えてください。5月には親子遠足も計画しています。学年ごとに親子でレクリエーションをして、クラスの親睦を深めましょう。(今年は晴れますように…!)
親と親、子と子、親と職員・・・みんながつながる大切な機会になると思います。お仕事やご家庭の事情など、忙しくて平日に時間をとることが難しい方もいるかと思いますが、今年度も園へのご理解とご協力をお願いいたします。
それでは、令和5年度のなかよし、よーい!スタート!!
園長 小宮 知子
令和5年4月6日