園だより(2025年度)

8月園だより 2025/7/31

#戦争反対!!

だれだって今楽しいことしていたい、考えていたい、目の前のことで手一杯、大昔(80年前、あえてオオムカシといわせて頂こう)の戦争のことなど今の私と無関係…。毎日に追われながら生活している私たちの暮らしから“戦争”のことなんて日常から消えている。
私もそう。76歳。これからの老後をどう生きよう。物価高で年金生活はどうなるの、病気になった時の生活は、認知症も心配…。自分の人生の総まとめ?ともいえる時期に来てあれこれ憂鬱なことばかり…。

そんな時書店で出会った! 『わたくし 96歳 #戦争反対』
著者は森田富美子さん今年96歳。富美子さん91歳からSNSに投稿しはじめ、それをもとに娘の京子さんとの共著になっている。

富美子さんは長崎で16歳の時に被爆している。爆心地から200メートルの実家にいた母親と幼い弟3人、父親を亡くしている。学徒動員の工場から家にたどり着き惨状を目の当たりにする。母親は3番目の弟におおいかぶさり黒焦げになって…。父親は門柱にもたれかかり立ったまま…。2番目の弟は両手で救えるくらいの小さな黒い塊になって…。
1番目の弟はどこで死んだのかわからなかった…。近くの防空壕にいて助かった妹と叔父の家に行き、翌日叔父と焼け残ったトタンの上に4人を並べて家の庭で荼毘に付した…。

しかし、当時の体験は91歳でSNSに投稿し始めたその時に初めて、娘の京子さんも知ったという。戦争の悲惨さを体験した人は、思い返すこと、語ることができないとよく聞く。
富美子さんもそこまでの長い年月を要したのだろう。

そしていくつもの大病、手術を経験したときに医師にお願いしたという。『先生にお願いがあります。私をどうぞ生かしてください。このままでは死ねない。死んであの世に行ったときに “平和になったよ” そう伝えたい。だから、私を生かしてください・・』
その気持ちで96歳になった今でも、車椅子の生活になっても『#戦争反対!』をSNSで発信している。

私、川島佐和子はガアーンと一発食らわされたような気がした。私は富美子さんより20歳も若い。確かに富美子さんは90代でSNSをやるほど頭も冴え冴え!!すごいね…でも、自分の体力と持てる力を精一杯使って伝えたい気持ちをストレートに発信している。
私は、未来の人間社会は民主主義が発展し平和な地球に近づいていくと信じて生きてきた。しかし、今その信じてた未来が幻想になるかもしれないと思うようなことが起きている。現実から目を背けたくなるようなことが毎日のニュースで報じられる。触れたくない、考えたくない、避けて通りたい現実。
この現実を感じながら子ども達に未来を語る言葉を失いかけていた。
そんな時に出会った『#戦争反対!』 
私も残りの人生、うじうじしてないで『### 戦争反対!!』

80年前の戦争は『私のこと』ではないかも知れない。でも、自分の父、母、祖父母、それぞれの兄弟達をたぐっていったら、必ずあの戦争に行き当たる。その方はその時どうしていたの?そんな疑問をたぐり寄せるだけで、自分自身が今ここにいることが奇跡と思う。
国と国との戦争にどういう考えを抱くかはそれぞれ。でも、いったんは自分とあの時の戦争をたぐり寄せてみようよ。

今回、そんな話を職員達としました。だから、私たちも80年前の戦争をたぐって考えてみようよ…
そこで、寄せられた手記をいくつかここに載せることにしました。
※職員から寄せられた手記は保護者の方に配信している園だよりに載せてあります。

8月は終戦記念日です。ふだんは忘れていても1度ぐらいはあの時の戦争って…、自分の親族はどうしていたんだろう…そんな風に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

だれもが平和な世の中で、一人一人が自分らしく暮らせる社会になることを信じて…
そして 子ども達の未来が永遠に続くように…

2025年8月   川島佐和子

7月園だより 2025/6/30

新年度が始まったと思ったら、もう1学期が終わりますね。新入園の子どもたちもすっかりなかよしの空気に慣れたようで、バスで登園してくるなりカバンを放り投げて遊びだす子、日々の活動が楽しみでワクワクしている子、事務室の楽しさを知って遊びに来る子、自分の気持ちを全力で出している子など…様々な姿を見せてくれています。
かくいう我が子も4月から近所の幼稚園に入園。入園前から3歳児なりに新生活へ不安を抱いていたようで、入園式では寝たふりをして、母から離れず、式の最後には椅子に口をぶつけて流血の大泣き(保育士を約15年やっている僕も新入園児が入園式で流血した記憶はありません)。入園後もしばらくは「ようちえんいかない」と泣きながらの登園でしたが、今では仲良しの友だちもできて、すっかり園生活を満喫しているようです。自分もこの仕事をしてはいるものの、立場が変わると子どもたちが安心して生活できるように日々頑張っている先生たちには頭が上がりません。

そんな彼も親元から離れた集団生活の中でたくさんの葛藤をしているようです。友だち関係で自分と相手の思いのすれ違いで悶々としているなんてこともあります。なかよしの中でもよく見かける光景です。まだまだ思いを上手く表現できない年齢の子たちはその思いを噛みついたり、手を出すことで相手に伝えようとします。そこに先生たちが間に入り、それぞれの思いを代弁することで、「あ、自分はこういう思いだったのか」と気づき、それと同時に相手の思いも感じていきます。その繰り返しで成長していく子どもたち。年長になると、長年一緒に生活している者同士。それぞれの子のことも理解していて、子どもたちだけで解決してしまうなんて場面も見られるようになっていきます。

やる気スイッチ
我が子の話に戻ってしまいますが、息子は一度何かを決めると我を貫き通そうとする頑固者。つい最近までおしっこはトイレ、うんちはオムツでするのが彼流でした。両親が何をしても「イヤだ!」の一点張り。しかし、通っている幼稚園では完全にオムツが外れていないとプールには入れないルールがあります。園庭に大きなプールが設置され、水遊び大好きな彼はそれを見て、ワクワクしていました。でも、プール開きまでの間に園で何回かパンツにうんちをしてしまい、担任の先生から「プールには入れない」と言われてしまいました。両親からも「トイレでうんちできないとプールには入れないんだよ」と伝えていましたが、いざ現実を突きつけられ、クラスの中で大泣きしたようです。

その時を境に彼のやる気スイッチが入りました。そんな彼の姿に応えようとしてくれた担任の先生の協力もあって、数日後に見事にトイレでうんち成功!その喜びから、色んな先生に言って回っていたようです。その後は家でも成功。トイレでうんちをすると褒められると思ったのか、オムツの時は一回でモリモリ出していたのに、最近は一回に少量で何度もトイレに行っています。そして、外で近所の人に会うと「トイレでうんちできたよー!」と大声で話しています。親としては「そんなことを大声で言わなくても…」と少し恥ずかしさを感じつつも、彼の誇らし気な表情やプールでの楽しかった話を聞くと、素直に「よかったな~」と感じています。
思い返せば、2歳の頃には「トイレに行くのは大きくなってから」と宣言。「大きくなるっていうのはいつだ?」と思っていましたが、3歳の誕生日を迎えると急にトイレでおしっこをするようになりました。それまでこちらがどんな声をかけても頑なに拒否していたのに、やる気スイッチを自分で入れて動き出す。大人があの手この手で躍起になるより、子ども自身のタイミングを待つことも大切。その時の子どもの持つ“チカラ”はすごい!と保育の中ではたくさん見ていた場面でしたが、息子の成長を見て、改めて実感しました。

自己決定
大人から見ると些細なことでも、子どもたちはそういった自己決定を積み重ねています。なかよしの生活の中にはそういった場面が散りばめられているように感じています。決して強制はせず、子どもたちのタイミングを待つ。例えそれで失敗したとしても、きっと「自分で決めたから」と納得もしやすいのでしょう。そういった経験を繰り返しながら自己肯定感が増していくのだと思います。

さて、1学期の終わりには年長さんのお泊り保育【ザ・キャンプ】があります。毎年大枠での流れは決まってはいるものの、細かな中身はその年々の子どもたちと一緒に創っていくお泊り保育です。僕が年長の部屋にザ・キャンプの話をしに行った時、保育室のコーナーで遊んでいた男の子。ぱっと見は興味がないように見えても耳はこちらに向いていたようで、家に帰ってお家の人に布団が必要なことを報告。そして、翌日には早速園に布団を持ってきました。ちょっと準備が早かったですが、しっかりと気持ちは向いていたんですね。
現段階では不安に感じている子もいると思いますが、当日は自分で荷物を持って、正門までの坂を降りていく。最終的に「参加」を決めるのも子どもたち。まさに自己決定のザ・キャンプです。実際に園に泊まって、朝を迎えた子どもたちの晴れやかなあの表情。それを間近で見られるのは先生たちの特権です。

会議ではそんなキャンプの話で先生たち(主にベテラン勢)が大盛り上がり。過去のザ・キャプでのエピソードを若手の先生たちに披露しました。すでに先生たちもみんなでワクワクしているザ・キャンプ。今からどんなザ・キャンプになるのか楽しみです♪

2025.6.30
副園長 千葉浩輔

6月園だより 2025/5/30

自然の恩恵を受けて
 通信隊原っぱの草がこどもの膝や腰ほどにまで背を伸ばし、青々と茂っています。蝶が飛び回り、アリやダンゴムシやミミズ、テントウムシや名も知らぬ虫たちも活動が盛んになり、小さな小さなたくさんの命たちが本能のままに季節を迎えています。小屋から出たニワトリが小花や草をつつきながらお散歩して、フクちゃんはどっしりと草の絨毯に座り、そよ風を受けながら気持ち良さそうに目を細めている…まるで額に飾られた絵のような風景を、日々眺められるなんて贅沢ですね。

 朝のお休み調べ前のひと時、各クラスを覗きながら歩いていると色々な場面に出会います。ダンゴムシを瓶の中に集めて「32匹いるよ!」と見せに来てくれるCちゃん。青虫をみつけ、いつサナギになるのか待ちわびている年中さん。飼育中のメダカの赤ちゃんがたくさん生まれた年少さんは、可愛いね~とお部屋でじっくり観察中です。のんびりデッキでは年長数人が協力しながら木の枝を抑えて実を採り、集めて並べていました。園庭では泥団子作りや水遊びを服が濡れるのもお構いなしに遊んでいる子ども達の姿があります。
太陽を浴び、風を感じ、生き物、水、土に触れて、自然と共に遊ぶ・・・新学期で緊張気味だった子どもたちの心も身体もほぐれ、開放的になってのびのび過ごす・・・6月も雨の合間を見て、たっぷり外遊びを楽しんで欲しいと思います。

食べることを楽しむ
先日、天王の森で田植えがありました。今回、私は参加できなかったのですが、あのどろどろの田んぼに足を踏み入れた時の何とも言えない感触、大人になるとなかなか味わえないので楽しいものです。今回参加したみなさんや子どもたちの反応はいかがだったでしょうか。子どもにとっては、苗植えはおまけでどろんこ遊びや虫探しの方が楽しい体験だったかも?あの苗がお米になって、ご飯になる…と理解するのは、収穫の時期や、餅つきかもしれませんね。

食に関する実体験は、食べる意欲を育んでくれます。私がなかよしに来たばかりの頃、まだ通信隊の一部は地域の方々の畑として使われていました。いつもフクちゃんが繋がれているあたりには、なかよしのミニトマトがたくさん植えられていました。通信隊に遊びに行ったついでに一口…お腹が空いたからちょっと食べに行こうと一口…ここの木は美味しい、ここはまだ青い、と食べごろのトマトを探すのもお手のもの、子どもも大人も自由にもぎ取って口にほおばっていたものです。暑い日に、甘くて酸っぱいトマトを空の下で食べる・・・美味しかったなぁ。


今年は年長が“食べることを楽しむ”をテーマにしています。5月までの間に、自分たちで採った自然の食材を使って、つくしの佃煮、よもぎ団子、ノビルピザを作りました。7月のザ・キャンプに向けて、年中の終わりにじゃがいもは植えていましたが「にんじんも必要!」と子どもたちから声が上がり、今はプランターで人参も作っています。他の学年も、畑の会からいちごの苗をもらって、食べ頃になるまで見守りながら育てています。
自分で育てた、自分で採った、自分で切った、自分で調理した…など《自分でやった》という経験から得られる満足感やよろこびはひとしお、“食べてみよう”というきっかけになるようです。苦手と思っていても〈みんなが美味しそうに食べてるから〉と雰囲気につられて食べてみたら、美味しい~!ってこともありますよね。

食の講座開催します
 とはいえ、いつの時代も偏食や野菜嫌いがあると、親も保育者もどうやったら食べてくれるかな・・・?と悩みはつきないものです。1月になかよしの管理栄養士だった高田さんに『子どもの食事と偏食』がテーマの講演会を開き、大変好評でした。今年度は4回のシリーズでお話を聞く機会を設けて、子どもの偏食はもちろんのこと、大人の食生活や身体のこと、食品のことなど、食に関する幅広い知識や情報を教えてもらい、楽しく学びたいと思っています。テーマなどの詳細はまた後日お知らせしますが、たくさんの方に参加していただきたいので、先に日程をお知らせします。ぜひ都合をつけてお越しください。困っている事、知りたい事などなどがあれば、私までお声掛け下さい。悩みに添ったお話もしてもらえると思います。

食といえば、まさに今は【令和の米騒動】と言われるほど、米不足や価格高騰が続いています。備蓄米の放出は一時しのぎにはなるかもしれませんが、日本の農家(米に限らず)や食文化を守るためには問題が山積みで、根本的な解決策に至らないのが現状かもしれません。なかよしの給食のお米は、山形県の庄内から取り寄せています。米不足と言われているなかで、今のところ給食のお米は変わらずに供給できるとのことです。子ども達がしっかり食べて、育っていくための安全な食を守ってくださっている農家さん達がいることも忘れてはいけませんね。


令和7年5月30日
園長 小宮 知子

5月園だより 2025/4/30

今月は午前保育を利用して、担任たちは家庭訪問に行かせていただきました。“家に先生が来た!”というのは、こどもたちにとって大きな出来事のようです。新担任になり様子をうかがっていた子達も、家庭訪問をきっかけに“園で会うと表情も以前と変わり話しかけてくれるようになった!グッと距離が近付いた!”と嬉しそうに先生達が感想を呟いていました。
朝は泣いて登園していた子が笑顔で登園したり、逆にはじめは平気だったのに色々なことが見えてきて泣き出す子も出てきました。姿は違えど、それも園に慣れていく過程の前進。先生たちは全力でそんな不安な子ども達を受け止め、抱っこしたり、色々な遊びに誘い、安心できる場所を探りながら過ごしてきた4月でした。これから毎日14時帰りにもなり、連休明けなど家では疲れや甘えが出てくる頃かもしれません。ゆっくり1学期かけて慣らすつもりで見守りましょう。

少し前の読売新聞(令7.3.18発行)に『教育先進国 成績低下』という見出しの記事がありました。教育先進国のフィンランドでは1990年代から教育現場へのデジタル導入が進められており10年前から一人1台のノートパソコンが配られデジタルの教科書が使われていたところ、子どもの学力低下や心身の不調が顕著化したという記事でした。そこで一部の教科では紙の教科書を復活させるという流れになっているようです。
日本も最近はICT教育の導入で小学生からタブレットを使って勉強しています。(教科書の角にQRコードが載っていて開くと課題が出てくるとは!時代は変わったな…とつくづく感じたのでした)コロナ禍を機に、家庭で勉強が進められるという利便性も兼ねて、教育の場に一気にデジタル化が加速した感があります。それに加え、コロナ禍当時は3密【密閉・密集・密接】を避ける生活を求められ、放課後も遊びに行けず、家の中でスマホやゲームをする子が増えました。姿勢も悪くなる、運動不足、体のバランスも悪くなる…結果、小学校では骨折する子が増えたそうです。今になってみると、異常な生活でしたね。家庭も園も学校も、子どもたちはむしろ3密で育ってきたのに…未知の病だったので命を守るためには、仕方なしの対策でしたが。
なかよしの子達も例外ではなく、近年は、転んだ時についた手が骨折してしまった、なんてことも珍しくなくなりました。弱くなっているからと、怪我しないように大人しくさせるのではなく、だからこそたくさん体を動かして、たくさん転んで、太陽の日を浴びて、強い骨・丈夫な体作りをしていきたいと思います。どこの学年も年間を通して「いっぱい歩こう!」がキーワードになっています。わたしも事務室にいて、運動不足を痛感しているところです。5月は子どもたちに入れてもらってたくさん身体を動かそうと思っています。大人も今やスマホは手放せない時代…ちょっと調べ物をしたり、SNSをのぞいたり、子どもにも少しの間YouTubeを見せておく…など子育てのツールとしても活用されています。もはやデジタルと共存しなくてはならない時代だからこそ、意識して離れる時間を作り、体を動かしたり本を読んだり人と話したり・・・心も体も“リアル”な体験をしたいものです。

令和7年4月30日
園長 小宮 知子

4月園だより 2025/4/5

ご入園・ご進級おめでとうございます
桜が咲いたと思ったら、寒さが戻り雨続きの日々…花びらが落ちてあっという間に見頃が終わってしまわないか心配でしたが、園庭の桜はまだゆっくりと咲いてくれています。

3月最終登園日の修了式で、「4月からはみんな一つ大きくなります!みんなは次なに組になるかわかるかな?」と聞いてみると、年少だった子は「いちご・みかん!」年中さんも「もり・かわ!」と返事があり、次の学年になることをよくわかっているようでした。その流れで、新学年の先生を次々発表していったのですが・・・「次は、いちご・みかんになる先生を発表します」と話し始めると「イエーーーーーイ!」と手を叩いて発表を心待ちにしていたのは、旧年中さんたち。「いやいや、きみたちは今度もり・かわになるから、きみたちの先生ではないんだよ~」と伝えたものの、なんだか口ぽかーーんな子ども達。つい、クラスの名前に反応してしまったのか、未来の話をイメージするのは時間がかかる様です。続いて新年長の担任を発表すると、“あ、もりかわの先生が今度の自分たちの先生なのか…?!えいみちゃんとくみちゃん…やった~!”と徐々に理解して、喜んでいた子どもたちでした。
新担任発表の様子を一番面白がっていたのは、年長だった子ども達。自分の担任だった、てっしーやみゆうちゃんがどこのクラスになるのか予想したり、色々な先生たちの名前が呼ばれるたびに盛り上がっていたのでした。そんな新1年生達は、7日(月)の小学校入学式を終えて、ランドセルを見せに園に来てくれることになっています。
3月中には、小学6年生、中学3年生の卒園生たちも卒業式後に遊びに来てくれました!何年経っても、時々園に戻ってきて、成長した姿を見せてくれるのは本当に嬉しいことです。

新生活のスタート!
一足先に4月1日の進級式でバッチをもらった子ども達。“大きくなった”という自信に溢れた気持ちと少しの緊張感もあってか、「○○組さん、お休み調べだよ!」の声かけにサッと集まる姿や、新しいクラスの保育室で友達を頼りに遊ぶ姿がありました。
年度末から部屋を移動していた新うさぎ組さんも、幼児棟の生活に徐々に慣れてきました。お兄さんお姉さんたちと遊んだり、時には威張られて委縮することも…早速幼児棟の洗礼を受けているようです。張り切って生活しているけれど、時には前の担任に甘えたり、乳児棟の空気を吸って一休憩する子も出てきました。気持ちも身体も行ったり来たりしながら、新生活を受け入れていくのでしょうね。
新しい環境にドキドキしているのは子どもだけでなく、担任たちも一緒です。名簿を見ながらロッカーや靴箱にシールを貼ったり、部屋の環境設定など新しい生活のために準備をしていると、あっという間に一日が過ぎてしまう春休み期間でした。帰りが遅くなってしまう日もあり、そろそろ終わりにしましょう~と声をかけに行くと、「こんな時間もいいんだよなぁ」と担任が呟いていました。それは“準備は大変だし時間もかかるけど、新たなクラスへの期待を持って準備している今の時間もたのしい”という思いから出てきた言葉でした。みんな揃ってクラスがスタートできる日を、心待ちにしている担任たちです。

なかよしの先生たち
さて、次のページからは、毎年4月号恒例の職員紹介です!53名も職員がいるので、なかなか全員と顔を合わす機会はないかもしれませんが、こんなにたくさんの職員がなかよしの保育や運営をしっかり支えてくれています!近年は、育児等それぞれの事情でフルタイム勤務ではない職員も担任に配置していますが、経験を活かして力を発揮してくれています。
若手は2年目から、ベテランは○十年目まで。年齢も経験も個性もバラバラな先生たち…折り紙や製作が得意、虫捕り名人、動物好き、体を動かすのが好き、どろんこが好き、踊り好き、ピアノが得意、などなど。そんな先生たちと、仲良くなって、たくさんの“やりたい!たのしい!”を感じてほしいです。
ぜひ、親子で園だよりを広げて、職員の顔や名前を覚えていただけたらと思います。今年度も、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。

令和7年4月5日
園長 小宮 知子